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『真夜中のサリー/ダック・テールズ [CKB]

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ども、3分54秒です。
この世界の片隅でブログを更新しています。
イイ映画でした。はい。

前回は剣さんのクールス時代のシングルを取り上げました。
続いてはクールスを脱退後に結成した歌謡R&Bグループ、ダック・テールズのファースト・シングルでーす。
来た!来た!来た!

クールスR.C.にはグループの音楽活動の方向性の違いで1984年に脱退します。
その後、同時期にシャネルズを脱退した山崎廣明さんと組んでバンドを結成。
お二人は70年代からの知り合い同志。
バンド名のダック・テールズは元々70年代に山崎さんがシャネルズに加入する前に活動していたR&Bバンドの名前であり、剣さんとの活動を機にリニューアルして1984年にデヴューします。


デヴュー曲となる『真夜中のサリー』。
この曲は1984年の新宿音楽祭で銅賞を獲得。
サリーと言えば、バージン・ブルー。
ちがうか。
それは置いといて。
作詞を森 雪之丞氏、作曲を筒美京平先生、編曲は川村栄二さんとダック・テールズが担当。
勿論職業作曲家を目指していた剣さんにとって京平先生は憧れの人だったでしょう。

実に見事な夜の香しい匂いのする歌謡ポップスに仕上がっております。
京平先生があの頃に手掛けた東京JAPの『摩天楼ブルース』や円道一成さんあたりのサウンドにも通じています。異国情緒も少々。
イントロのワイルドなサックスのフレーズもカッコいい。
ダック・テールズが横浜を拠点としているという事で歌詞の中にも『ハマ』や『異人さん』という言葉が出てきます。
クレイジーケンバンドの歌謡風味の楽曲にも繋がっている気がします。
剣さんの歌唱もクールス時代よりアダルトな魅力が加味されています。



これも大変貴重な映像です。
《剣さんとゆかいな仲間たち》って感じで。
いかにも安っぽいPVですが、それがまたイイですね。
剣さんはまだ23か24才くらいじゃないかと思いますが、渋いですね。
間奏でのメンバーひとりひとりにスポットを当てた映像が実にくだらなくてサイコーであります。
70 ~80年代のドラマのオープニング映像っぽいし。
素敵な安芝居。
ありがとう!

B面は『真夜中のサリー』と同じ作家陣による『おまえとダンス楽園(パラダイス)!』。
ノリの良いダンスナンバー、ツイスト歌謡。

両面とも京平先生らしい色気のある哀愁の歌謡メロディが耳に心地よいです。
カラオケで歌ってみたい。


その後、ダックテールズはシングル一枚とアルバムを二枚リリースして1988年に解散。
さらにその後、1997年に再結成ライヴを行いその模様をライヴ盤に残しています。

クールス時代の作品も今回のダック・テールズの時代の作品も後々のCKBのサウンドの血や肉になっていることが判ります。
剣さんの理想とする音楽を具現化するバンドであるCKBが結成されるのはまだまだ先のことですが、人生に無駄なことは無い、という誰かの言葉は剣さんの活動を鑑みると実に納得してしまいます。

イイネ!


『真夜中のサリー』《TO07S-1055》〈作詞:森雪之丞/作曲:筒美京平/編曲:ダックテールズ、川村栄二〉(03’22’’)【1984】


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