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『SATURDAY NIGHT AT THE MOVIES/THE DRIFTERS』 [ソウル/60年代]

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ども、土曜日よりの使者、『03'54’’』どえーす。

本日も《土曜日のシングルたちへ》で参りましょう。
前回は70年代のグラムロックでしたが、今回は50年代のR&B。
ご紹介するのはザ・ドリフターズ。
『SATURDAY NIGHT AT THE MOVIES』。
ドライブインの次は映画館で。

カタカナ表記だと、どうしても頭の中ではコントが楽しい、おかしな5人組の“ドリフ”をイメージしちゃうのは昭和のテレビジョン・エイジの性(さが)なのでしょうか。





 ♪ ちがう、ちがう、そうじゃない!

ニューヨークの黒人コーラス・グループのTHE DRIFTERSです。
50年代から60年代、アトランティックレーベルにて数々のヒットを残した名門グループ。
そんな彼らの1964年のシングル。
DRIFTERSはリードヴォーカリストが何度か変わっています。
この時期のリードを取ったのはジョニー・ムーア。
彼は1954年に加入して、57年に一度脱退していますが、1964年に復帰しまして、
その時期の作品。

歌の内容は、一言で言えば、

“8時だョ!映画館に彼女と集合!!”

です。
お気に入りの彼女を連れて、土曜日の夜8時に近所の映画館へ。
お茶の間にいる場合じゃないぞ、と。
二階席の最後列で彼女とイチャついて観るのならどんな映画でも構わない。

ですと。

曲を書いたのは夫婦ソングライターコンビのバリー・マンとシンシア・ワイル。
シャッフルっぽいリズムに乗って明朗なメロディが展開されます。
ジョニー・ムーアさんのゴキゲンな歌声。
どこまでも届きそうな晴れやかな節回し
さりげなく響かせるファルセットもイイ感じ。



実に表情豊かに歌っているジョニー。
達郎さんもこのシンガーがお気に入りなのでした。

プロデュースはバート・バーンズ。
この方もヒットメイカー。


“後半しゅっぱーつ”。

B面は『SPANISH LACE』。
かつてのグループのメンバー、ベン・E・キングには『スパニッシュ・ハーレム』という作品があり、間違えそうになりました。失礼。
この曲はカヴァー曲で、オリジナルは、黒人シンガーのジーン・マクダニエルの1962年の作品。
曲を書いたのはこちらも名ソングライターコンビのドク・ポーマスとモート・シューマン。
ミディアムテンポの繊細で清廉なバラード。
しっとりと落ち着いたムードで朗々と唄うジョニー・ムーア。
厳かな雰囲気のコーラスも良いですね。
『ラストダンスは私に』に通じる感じです。

スペイン風な織り方で出来たレース、なのでしょうか。





さぁ、土曜日の夜。
映画に行くにしても大抵は一人で観に行きます。
でもそれは悲しいことではなく。

今夜は何を観ようかな。

では、はばないすさたでー。

『SATURDAY NIGHT AT THE MOVIE』《45-2260》〈Written by BARRY MANN & CYNTHIA WEIL Arranged by TEACHO WILSHIRE〉(02'26'')【1964】


Definitive Collection

Definitive Collection

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Spec. Mkt. UK
  • 発売日: 2003/05/27
  • メディア: CD



Born to Be Together-Songs of Barry Mann & Cynthia

Born to Be Together-Songs of Barry Mann & Cynthia

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ace Records UK
  • 発売日: 2013/03/05
  • メディア: CD



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『I’m gonna love you a long long time/PATTI & THE EMBLEMS』 [ソウル/60年代]

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こんばんはー。

新しい一週間が始まりました。
いつもながら月曜日は気分が重いものです。
そんなブルーマンデーをぶっとばせ!
って感じで元気はつらつ、ノーザンソウル!

あ、もう火曜日か。

今宵は
レアなソウル系7インチを再発する海外のレーベル、RECORD SHACKからの一枚。
PATTI & THE EMBLEMSのシングル『I’m gonna love you a long long time』です。

ソウル系の女性シンガーのパティというと、パティ・ラベルが思い浮かびますが、
違う方のパティさん。
リードヴォーカルのパティ・ラッセルさんと、コーラスの3人の男性による、60年代に活動したニュー・ジャージーの4人組のヴォーカル・グループ。
1964年にデヴュー曲『Mixed-up,Shake-up girl』がビルボードで37位まで上昇するヒットを記録。
これを書いたのが、フィリーサウンドの有名なプロデューサー/作曲家チーム、ギャブル&ハフの片割れのレオン・ハフ氏でした。
本日紹介するのは1968年のKAPPからのシングル。

威勢のよく高らかに鳴り響くホーンセクションのイントロ。
躍動するミディアムの8ビート。
魅惑のヴィヴラフォンの響き。
パティ嬢の陽気で張りのある歌声。
末永い愛を誓います。
そして彼女の歌声に呼応するバックの男性コーラス。
若々しさが漲っています。

プロデュースと作曲曲はLeroy Lovett と Frank Bendinell 。この方たちもフィリー系の作品で多く良い作品を残しています。



モダンでクールでパワフルでポップでダンサブルなブラック・ミュージック、ノーザン・ソウルの魅力が詰まったサウンドですね。
日頃の憂さを吹き飛ばすような、カラッとした清涼感、明るさがノーザン・ソウルにはあります。


60年代そして70年代、ロンドンのMODな若人達はクラブでかように享楽的な音楽に合わせて踊ったり、愛を交し合ったのでしょう。

B面は彼らの66年のCONGRESSというKAPPの傘下のレーベルから発表したシングル『IT'S THE LITTLE THING』。
こちらも実に切ない旋律がメロディアスで転調の使い方が憎いです。
ハートをガッチリと掴まれてしまいます。
曲を書いたのは、《Rensick-Leka》のコンビ。
Artie Rensnick とPaul Lekaの事でしょうか?
バブルガムポップ系の作曲家かな。
アレンジはご存じジミー・ワイズナー。
イントロのヴィブラフォンの響きから誘惑されます。




う~ん、素晴らしい。
ホントはこういうノーザン・ソウルやガール・ポップモノだけを追求して余生を送ることが出来ればいいのになぁとときどき思います。

自分の記憶の中で初めて聴いたノーザンソウルは何だったかと思い出すと、ラジオの深夜放送でオールナイトニッポンの放送の終わり頃の時間帯で当時僕が住んでいた地方のラジオ局がCМの時間調整に決まって流していたシュープリームスの『恋はあせらず』だったと思います。あの当時曲名も知らなかったのですが、無性に聴いていて胸がときめいていました。あの時のワクワクした感じが今回紹介したパティとエンブレムズの楽曲にも感じられるのです。

ああ、昨日もイロイロと散々な目に合いましたが、晴れ晴れとしたシングルを聴いて、
明日の風に吹かれたいと思います。

『I’m gonna love you a long long time』《RS.45-023》〈Written & arranged by Leroy Lovett &Frank Bendinell〉(02’15‘’)【2015】


Mixed-Up Shook-Up Girl

Mixed-Up Shook-Up Girl

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Philly Archives
  • 発売日: 2001/06/14
  • メディア: CD


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『WHO'S THAT LADY/THE ISLEY BROTHERS』 [ソウル/60年代]

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こんばんは。
達郎さんに続いては、この方たち、アイズレー兄弟。
以前も達郎さんのシングルに続いて彼らを取り上げました。
その時は80年代の作品を紹介しましたが、
今回取り上げるのは遡って、64年のシングル『WHO'S THAT LADY』です。

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『OOO BABY BABY / SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES』 [ソウル/60年代]

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こんばんは。
今夜もスウィートソウル レヴュー。
ミラクルな名曲を。
スモーキー ロビンソン&ミラクルズの珠玉のバラード『OOO BABY BABY』。
天才、ウィリアム“スモーキー”ロビンソンの代表曲。

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『HEY THERE LONELY GIRL / EDDIE HOLMAN』 [ソウル/60年代]

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こんばんは。
ちょっと気分を変えて、ブラックミュージック。
人恋しい季節に送るラヴソングの至宝。
エディホールマンの名曲。
『Hey there lonely girl』。
1970年のヒット曲。

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『A RAY OF HOPE / THE RASCALS』 [ソウル/60年代]

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こんばんは。
今夜も元気の出る曲を、希望の歌を。
ブルーアイドソウルの雄、ラスカルズのヒットシングルです。
1968年と云う激動の時代に生まれた平和への歌。
当時、多くのロックミュージシャン達が熱心に政治にコミットしていました。
その中でもラスカルズは白人のグループでしたが黒人の解放と国家の平和を熱心に訴えながら音楽活動を続けました。
アトランティック レーベルとしては初めて契約した白人のグループの彼らでした。

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『LOVE MAKE THE WORLD GO ROUND / DEON JACKSON 』 [ソウル/60年代]

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こんばんは。
秋の夜長のノーザンソウル。
ディオン・ジャクソンのこのシングルを。

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『 This can't be true / EDDIE HOLMAN 』 [ソウル/60年代]

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こんばんは。
僕はファルセット歌手が大好きです。
フランキー・ヴァリもそうですし、国内なら山下達郎さん、高橋ひろさん、などなど。
そのファルセットが得意なシンガーはやはりブラックミュージックに多いですね。
最高峰はエディ・ホールマンではないでしょうか。
シングル『THIS CANT BE TRUE』を紹介します。

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『 MY CHERIE AMOUR / STEVIE WONDER 』 [ソウル/60年代]

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こんばんは。
本日はついにスティーヴィー・ワンダーの登場です。
スティーヴィーと言ったらコレ!
バクハツする僕の「マイ・シェリー・アムール」!
問答無用の名曲。
儚げな切ないメロディに溶ろけてしまいそうです…。

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