『Surfer King /フジファブリック』 [邦楽ロック/00年代]
こんにちは。
すっかり肌寒く、秋めいてきました。夏は過ぎ去ってしまい、灼熱の太陽に抱っかっれた〜い〜♪今日この頃。
そんな訳でフジファブリックのあやかしサマーチューン『Surfer King』(TOCT-40117)をお届けします!
異才/志村正彦氏(ヴォーカル&ギター担当)の脳内に創造されるプログレシッヴでエキセントリックな妄想を音像化するバンド、それがフジファブリック。
彼の独特な掴みどころのないひねくれたソングライティングは絶品です。その不思議な世界観に一寸の迷いもありません。
彼の世界を具現化するバンドのメンバーの演奏も艶やかで個性的。
タイトル曲は何とも怪しいサーフィンサウンドです。
どこかB級カルトGSっぽさも感じられます。
楽曲の世界の彩りをゴージャスにサポートするのはスカパラホーンズ。
伊達男達の粋なホーンが吹き荒れます。
そして、とにかくこの曲のキモはサビの「メメメメメリケ〜〜〜ン!!!」というフレーズです。
空いた口が塞がりません、何が何だか訳判りません。でもカッコいいです。
2コーラス後、怪しいサーフィンサウンドから一転、ハワイアンサウンドに乗って甘美なメロディが蜃気楼のように立ち上って来る演出も面白いです。
そして狂騒のエンディング、終盤にドラムのリズムが急加速してそれはまるで時空が歪んだかの様な不思議な気分を体験させてくれます。
志村氏の曲者っぷりには感心してしまいます。これぞニッポンのロック。
現在、彼らのマネージメントをしているのが奥田民生氏の事務所でプロデューサーは河合マイケル氏、何となくユニコーンに通じるセンスを感じます。
カップリングの「Day dripper」もひねくれたユニークな曲です。
『Surfer King』《作詞・作曲:志村正彦/編曲:フジファブリック》(04’31’’)【2007】
フジファブリックの曲はどこか気になりますね。
ねじれロックというかリスナーに影響を与えてます。
by (2007-10-12 10:46)
☆三天寺さん、はじめまして!
コメントありがとうございます!!
彼らの佇まいは日本語のロックのルーツに根ざしたものを感じさせながらもどこかユーモラスで新しいですね。
こらからも宜しくお願いします。
by 都市色 (2007-10-13 05:11)