『Stay with me ／東京女子流』 [東京女子流]
こんばんは。
今夜も大好きなシングルを紹介しましょう。
東京ディスコナイトの次は東京女子流。
3月にリリースされた『Stay with me』。
前作『Say long good bye』に続くバラード。
これまでシングル曲でバラードが2回続くことは無かったはずで、
ノリの良いダンサブルな曲調を期待していたアスタライト（僕を含む）の予想を見事に裏切りましたが、結果としては良い意味での裏切りとなりました。
聴けば聴くほどジワジワと味わい深い曲です。
更に驚くべきは彼女たちのヴォーカルスタイル。
従来の作品では（主にAメロ、Bメロに）5人それぞれの歌割が配されて、個々に歌詞を歌い継いで曲が展開されていきますが、『Stay with me』では新井ひとみさんが単独でリードヴォーカルとしてフィーチュアされています。
ソロと言っても良いほど。
残る四人はバックコーラスを担当。
ライヴでもこれまでのように横一列に並んで歌うのではなく、
ステージ中央に新井さんが立ち、その左斜め後ろに一列に庄司さん、中江さん、山邊さん、そして小西さんが並びます。
これは60年代のガールグループやムード歌謡のコーラスグループに見られる陣形です。
初めて観たときは違和感がありました。
が、しかし。
楽曲を聴けば、そんな杞憂は吹き飛びます。
単なるリードシンガーとバックコーラスの主従関係に非ず。
春先の、愛しい人との別れ、旅立ち。
押さえきれない想いを歌に解き放つ新井さんの熱唱。
tofubeatsの作品でも活躍する新井さん。
そしてサビにて、
凛とした新井さんのリードに拮抗する庄司さん、中江さん、山邊さん、そして小西さんによるコーラスのカウンター。
澄んだハーモニーの美しさ、淑やかさ、そして強さ。
結成5年の5人の成長の証。
近田春夫氏が文春のコラムでダイアナ・ロスやスウィートインスピレーションズを引き合いに出して絶賛していました。
確かにこれまでの女性アイドルグループの歌には無かったと思います。
このシングルにより、より女子流のヴォーカルスタイルの幅が広がりました。
今後は、小西さんがリードを取る曲、中江さん、山邊さん、庄司さんそれぞれの場合もあるでしょう。
勿論、サウンドの屋台骨となる松井 寛氏は今回もイイ仕事をされています。
作曲は島野 聡氏。
島野＆松井コンビと言うと、MISIAが思い出されますが、この方のヴォーカルには全く感じません。新井ひとみさんの唄の方がずっと好きです。
それはそれとして。
忘れちゃいけない今回の楽曲のキーポイントは山邊未夢さんが作詞を担当したこと。
べーやまさんの18歳の女の子の万感の思いが言葉に滲んでいます。
女子流メンバーの楽曲制作への初参加としても意義深いでしょう。
その他の収録曲について。
二曲目は『A NEW DEPARTURE』。
昨年の『HARDBOILED NIGHT』からのアナログと配信でのみ発表された音源のＣＤ化。
フィリーソウル感溢れる眩いばかりのダンスグルーヴ。
この曲もテーマは“旅立ち”ですね。
ここでもロイヤルミラーボールのマジックが炸裂！
三曲目は『加速度』。
待ってました！な東京女子流の王道サウンド。
グイグイと胸元に迫りくるクールでメロウなダンスビート。
真夜中を疾走する恋の“加速度”スリリングこの上ない。
これまた松井氏のアレンジがカッコ良すぎる。
大好き。
そして、『Say long good bye』のアカペラ・ヴァージョン。
これは同曲のリミックスを一般から公募する為に用意されたヴォーカル・トラックのみの音源ですが、
5人の歌唱だけを聴いていても十分楽しめます。
特にハーモニーの透明感ある美しさにはハっとします。
東京女子流の5人、松井 寛氏。
そしてA&R担当のSTK氏。
彼らによる変わらぬ女子流サウンド。
目先の新しさや奇を衒ったアイディアに目移りすることなく、オーソドックスに“音楽としての表現”に拘った東京女子流。
メンバーそしてスタッフにブレはありません。
来月にはこれまでの総決算となる初のベストアルバムも待機しています。
そして最後に、
日付が変わってしまいましたが、昨日の10日は新井ひとみさんの17歳の誕生日でした。
東京では彼女の誕生会がファンと共に催されました。
仕事で参加は出来ませんでしたが、おめでとうございます。
どうぞこれからも素敵な歌とダンスと笑顔で！
応援しています。
因みに11日は真野恵里菜さんの24歳のバースデイ。
これまためでたい。
真野ちゃん、おめでとう。
以上！
『Stay with me』《AVCD-83187》〈作詞：山邊未夢／作曲：島野 聡／編曲：松井 寛〉（05’00’’）【2015】
Stay with me (Type-A) (CD+DVD)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2015/03/11
- メディア: CD
Stay with me (Type-B) (CD+DVD)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2015/03/11
- メディア: CD
1st BEST ALBUM 「キラリ☆」 (Type-A) (CD2枚組+Blu-ray Disc)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2015/05/05
- メディア: CD
1st BEST ALBUM 「キラリ☆」 (Type-B) (CD2枚組+Blu-ray Disc)
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- 出版社/メーカー: avex trax
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1st BEST ALBUM 「キラリ☆」 (Type-C) (CD+DVD2枚組)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2015/05/05
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『PALE BLUE NOCTURNE／東京女子流』 [東京女子流]
寒いですねぇ。
暖冬の“だ”の字もありません。
今夜も女子流です。
連続でアナログシングルを取り上げています。
今回は麗しの用心棒・中江友梨さんのジャケットで『PALE BLUE NOCTURNE』。
『SAY LONG GOODBYE／東京女子流』 [東京女子流]
ハイ、今日も寒かったですね。
あまりに寒いので一昨日は鍋を食べました。
硬かったです。
さぁ、音楽を聴いて温まりましょう。
今夜も女子流さんのヴァイナルです。
リリースされた順番から紹介していこうと思っていましたが、
ちょっとすっ飛ばして10月にリリースされた『SAY LONG GOODBYE』を。
『GAME／東京女子流』 [東京女子流]
こんばんは。
と、挨拶も簡単に、今夜取り上げるのは東京女子流。
ちょっとご無沙汰。
彼女たちのアナログ盤のコトをずっと取り上げようと思いつつ、なかなか実現しませんでした。
今でしょ！（死語）
という事で。
満を持して、ご紹介。
『Count Three -TGS Version- ／東京女子流』 [東京女子流]
こんばんは。
銭形の親分から一転して、
東京女子流のシングルをまた紹介しましょう。
カッコいいジャケットですよね！
but カッコいいのはジャケだけじゃありませんぜ。
今回のシングルは、これまでの彼女たちのそれらと大きく異なることがあります。
それは、アナログ盤でのリリースという事です。
遂に、女子流さんの７吋を取り上げることが出来ます。
彼女たちもこっち側の人間です。
１２インチレコードでMALTINEレコーズと組んだ彼女たちのソロ曲をまとめた『Martine Girls Wave』を今年の春にリリースしたのですが、
東京女子流名義としてのアナログ盤は初です。
アイドルがアナログ盤を出すことが最近多くなってきました。
Negiccoを始めとして、でんぱ組.incや星野みちるさんなどなど。
まだほんの一部ですけど、レコードファンとしては嬉しい兆しです。
『十字架／東京女子流』 [東京女子流]
こんばんは。
約一か月ぶりのご無沙汰で御座いました。
この期間、ノートパソコンの調子が悪かったり、僕の調子が悪かったり、忙しかったりと間が空いちゃいました。
その間もレコードはアレコレ買っていました。
でも文章を書くのが面倒になっちゃったというのもありますね。
自分の文才のNASAよ。
地上を飛び出してゼロ・グラビティへ。
ネタが古いですね。
