『スウィート・ソウル・レヴュー/ピチカートファイヴ』 [ピチカートファイヴ]
こんばんは。
春になると聴きたくなるシングルをこれでもかこれでもかと取り上げていますが、
大好きなピチカートのシングルをまた紹介したいと思います。
『スウィート・ソウル・レヴュー』です。
これは彼らのブレイクのきっかけとなった記念すべきシングル。
スマッシュヒットを記録しました。
本格的なピチカートのメジャー展開の幕開けといった感じがします。
このシングルがオリコン上位にランクインされたときは正直、嬉しさよりも安堵感が先行しました。
「ホッ、良かった〜」
オリジナルラヴに遅れをとりましたが無事にようやくブレイクしたことで安心しました。
僕は1990年以降のピチカートマニアですが、1985年以来の熱心なマニアの方の心中たるや想像以上の喜びでしょうね。
この楽曲には当時のカネボウ夏の化粧品のイメージソングという大きなタイアップが付きました。
確かCMには鈴木保奈美さんが出演していたと記憶しています。
サウンドは60年代末のハッピーでヒッピーでフラワーなソウルミュージックといった感じでスライ&ファミリーストーンやフィフス・ディメンションを彷彿させますね。
ファンキーなビート。
ラヴタンバリンズのellieさんがコーラスで参加しています。
コロムビア・エンターテイメント社屋でのPV。
高浪さんがピチカートのPVに出演する最後の作品。
この曲を聴いて思い出すのは1993年の五月の連休中のある晴れた日比谷野外音楽堂でのイベント『MAGIC GARDEN』。
ザ・コレクターズとピチカートの対バンライヴ。
ピチカートは豪華なバックバンドとダンサーを従えてのロックンロールサーカス。華やかで楽しかったです。
ブレイク直後の盛り上がりがスパークした白熱のライヴでした。ニューアルバムもリリース前。
勿論この曲も演奏しました。カッコ良かったです。
レーベルメイトのコレクターズも素晴らしい演奏で盛り上がりました。
このイベントには前座でデヴュー直前のサリー久保田さん率いるles 5-4-3-2-1も出演しました。
このイベントの模様は TVKでもオンエアされたのですがピチカートのDVDボックスにも収録してほしかったです。
コレクターズはこのときの映像をDVDボックスにちゃんと収めています。
小西さん、20周忌のときには、ひとつ。ヨロシク。
カップリングは同曲のリミックスバージョン。
このリミックスが何度聴いても凡庸な出来。
今だに聴き通した覚えがありません。
リミックスにあんまり興味がない僕です。
最後に、この拙いレヴューを最近ピチカートにハマっているという友人の音楽愛好家Nクンに捧げます。
『SWEET SOUL REVUE / PIZZICATO FIVE』《作詞・作曲・編曲:小西康陽》〈CODA-159〉(04'38'')【1993】
あ、そう云えばこの春に小西康陽さんの『これは恋ではない』(名著)に次ぐ著作が発売されました。
『ぼくは散歩と雑学がすきだった』です。
前作を凌ぐボリュームの読み応えある、ポップカルチャーへの偏愛コラム集なり。
ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム1993-2008
- 作者: 小西 康陽
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: 単行本
この曲も春になると思い出しますね!
初めてCMで聴いた時はちょっとびっくりしました。
PVも大好きな曲です。
小西さんの本も買いにいきます!
by Lo-Fi (2008-04-19 15:16)
こんばんは、Lo-Fiさん。
コメント&niceありがとうございます!
この記事はLo-Fiさんの春の曲にまつわる日記に影響を受けて書きました。
ありがとうございました。
次回も渋谷系関連のシングルになると思います。
お楽しみに。
by 都市色 (2008-04-19 18:48)
私もこの曲聴くとウキウキの春を思い浮かべます♪
本当にハッピーでキャッチーな曲ですよね。
でも売れると思わなかったので
当時はなんだか嬉しかったですw
エリがコーラスしてるとは知らなかった!
コレクターズの対バン・・・懐かしいデスねぇ・・・(*^_^*)
by ニコ (2008-04-21 23:47)
>ニコさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
この曲を聴くと大学時代を思い出します。
売れて良かったですよね。
コレクターズのシングルもそのうちに取り上げたいです。
お楽しみに!
by 都市色 (2008-04-22 19:09)
>うっちさん、
NICEありがとうございます!
by 都市色 (2008-04-30 19:13)