『ビタミンドロップ/ Perfume』 [Perfume]
こんばんは。
お待ちかね、本日はPerfumeです。
「ニューアルバム、素晴しいですよね!」
これが最近の音楽ファン同士の挨拶になっているとかいないとか。
本当に「非の打ち所のない」とはこのアルバムのことではないでしょうか。
結果アルバムチャート一位です。
当然の結果と言えばそうですね。
おめでとう!という訳で彼女たちの初期のシングルを。
少し前にまで廃盤でプレミアがついていたインディーズ時代の作品が熱い要望によりめでたく再発されました。
現在に通じる中田ヤスタカプロデュース体制下の三枚のマキシシングル。
その中でも一番のお気に入り『ビタミンドロップ』です。
まさにアイドル的テクノポップの至宝って感じの完成度。
キュートなシンセの音色のめくるめく展開に心地よい目眩がします。
淀みないスピーディでタイトなリズム。
シンバルのアタックもカッコ良いアクセント。
加速度的にハートが高鳴ります。
底抜けにハッピーなサウンドとは裏腹に、センチメンタルな心象風景が覗くのがPerfume流。
このアンバランスが魅力。
聴けば誰もがふり返るハイグレードなポップス。
いやー、こんな凄い曲が人知れずインディーズで売られていたのですね。
恐れイリアのジューシィフルーツ(ジェニーはご機嫌ななめ)。
意味無し。
特にインディーズのアイドルの曲はこういう玉石混合は日常茶飯事という気がします。
みんなの歌のような映像はご愛嬌ですが彼女たちのダンスはやはりキレと調和があります。
カップリングは『引力』。
この曲もテクノポップの魅力に充ちた楽曲。
90年代中期のモンド/ラウンジ風なハモンドの調べも良いです。
二曲ともタイプの異なるサウンドですが実に相性の良いカップリングだと思います。
既にこの曲から近からず遠からず彼女たちの成功は約束されていたと信じたくなるシングルの出来であります。
バンザイ。
『ビタミンドロップ』《GTCG-0611》〈作詞:木の子/作曲・編曲:中田ヤスタカ〉(04'54'')【2004】
去年の3月にPerfumeの楽曲を某輸入CD屋で視聴してから、自分もPerfumeにハマってしまいました一人です(最近はちょっと落ち着いてますが)。今までリリースされた楽曲は全て聞きましたが、その中で個人的にはフェイバリットの一つというか、Perfume名義でリリースした楽曲の中では傑作!だと思っているのが、この”ビタミンドロップ”です。
中田ヤスタカ氏の音世界と、アイドル歌謡風な楽曲が見事にうまくはまった曲(特にアレンジ!)だと思います。同じ時期にリリースした”エレクトロ・ワールド”も傑作だとは思いますが、あの曲とは全く対な感じの楽曲に仕上がっているのがすごいですよね。
自分は”Complete Best”収録楽曲のような”まだ分かりやすい、アイドル臭のあるポップな感じ”の方が、”Game”収録曲や最近の”どんどん音が進化していく感のある”シングル"love the world", "Dream Fighter"より好きなくらいで、”あの当時の音に戻ってくれないかな”と思っているくらいです。
by Ouたstation (2009-01-29 21:11)
>Ouたstationさん、こんばんは。
沢山のコメントありがとうございます!
嬉しいです。
PERFUMEのサウンドの変化は中田氏のCUPSULEのサウンドの志向を反映していますね。
メロディはいわずもがな、アレンジが秀逸ですよね。
アレンジが良いから永く観賞に堪え得る訳で。
僕も「ビタミンドロップ」のようなキャッチーな曲ももっと聴きたいです。武道館でも唄ってくれなかったし。ときどきは思い出したようにこんなキュートなテクノポップも作って欲しいですね!
by 都市色 (2009-01-30 19:06)