『ROCK AND ROLL HOO CHIE KOO / RICK DERRINGER 』 [米国ロック/70年代]
こんばんは。
本日はマイ・ギターヒーローをご紹介しましょう。
リック・デリンジャーです。
勿論この曲『Rock & Roll Hoo chie Koo』。
ザックリとしたイントロのリズミカルなギターの音色。
耳にした途端にギターキッズのハートを鷲掴みするような陰影のハッキリしたカッコいいリフに痺れます。
ダイナミックかつシャープな演奏。
シンプルかつワイルドなロックンロールの完成形。
リック氏は山本シュウさんに似ていますね。
なお、シングル盤はエディットされて尺が短くなっています。
リック氏は単なるギター馬鹿ではなく、様々なジャンルの音楽に精通したバランス感覚のある、プロデューサー的なミュージシャンなのだと思います。例えるならトッド・ラングレンやアル・クーパーのような。
ウィンターファミリーへの好サポート。
多彩な楽器の演奏力。
卓越したソングライティング能力を誇る器用さが良いですね。
十代の頃よりプロで活動してマッコイズの看板ギタリストとして活躍した経験の多彩さが功を奏しているのでしょう。
再デヴューでもあり、このヒットシングルを収録した彼の代表アルバム『ALL AMERICAN BOY』(1973)もギターをフィーチュアしたナンバーだけじゃなく、ブルース、AOR、カントリー、グラム、和み系のイージーリスニングっぽいインスト(何とトゥーツ・シールマンスがハーモニカで参加)などなど、実にヴァラエティに富んでいます。何より楽曲の完成度の高さ。捨て曲がありません。
バラードの美しさは特筆モノです。泣けます。
B面は同じくアルバム収録曲の『TIME WORP』。
インスト曲です。
ファンキーなアコギの高速カッティングのイントロから引きづり込まれます。
縦横無尽に舞うエレキギターソロにドラマティックなストリングスが絡み合うスピーディーかつスリリングなサウンド。
ドキドキします。
次回からは久しぶりにアニメ特集をする予定です。
サンライズ系の作品を。
お楽しみに!
『ROCK AND ROLL HOO CHIE KOO』《ECPB-271》〈RICK DERRINGER〉(02'54'')【1973】
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