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『ダンバイン とぶ/ MIO』 [アニメソング]

ダンバイン.jpg

こんばんは。
日本サンライズアニメ特集、本日で取り敢えずおしまい。
ファーストフィナーレは『聖戦士ダンバイン』。
「イデオン」、「ザブングル」につづいて富野&湖川コンビのラスト作。
1983年の作品。

オープニングテーマの『ダンバインとぶ』、
歌われるのはMIOさんです。

串田アキラ氏の力唱に負けない歌いっぷりです。
ハスキーでパンチの効いた高い歌唱力ですね。
この曲もとっても勇壮な響きを持った名曲です。
速射砲の如きホーンセクション、
うなるチョッパーベース、
開放的に高鳴るトランペットのソロ、ストリングス。
そしてリズムがブレイクして女性コーラスが響き渡る。
何ともドラマティックなイントロ!



ダンバインは前作のウェスタン調の世界観から一転、
中世のヨーロッパとファンタジーのムードが交差する世界観。
海と陸の境界に存在すると云われる「バイストン・ウェル」という架空の世界の物語。

「バイストン・ウェルの物語を憶えている者は、幸せである。
私たちはその記憶を記されて、この地上に生まれてきたにも関わらず、
思い出すことのできない性をもたされたから。
それゆえに、ミ・フェラリオの語る次の物語を伝えよう」

という、おなじみのナレーションで毎回始まるストーリィ。
バイストン・ウェルの物語は富野監督のライフワークとも呼べる壮大な世界。
「リーンの翼」「オーラバトラー戦記」「ガーゼィの翼」などの“バイストンウェル・サーガ”のひとつ。
イデオン同様ハードな世界観が子供ながらに印象的でした。
最終回の結末は悲しい余韻に浸りました。
これも大人になってみて本格的に楽しめる作品ですね。
ダンバインも見応えある名作だと思います。
バイストン・ウェルの国同士の政治的な駆け引きとか、物語が地球上の地上に移り、冷戦構造の社会観が反映されていたり。
この世界のリアルロボット、オーラマシン。操縦者のオーラ力(ちから)の強さによって動く乗り物。
昆虫をイメージしたデザインがカッコ良かったです。ダンバイン、ボチューン、ビアレスとか好きでしたね。

突然、時空を超えてバイストン・ウェルに召還されてしまった東京の若者、ショウ・ザマがこの世界の争いに巻き込まれ翻弄されながら聖戦士として成長する物語。
ショウ・ザマ、カッコ良かったですよね。声優を担当した中原 茂さんも良かったですね。「ビバリーヒルズ高校白書」のブランドン役とか「キャプテン翼」の井沢君とか。
ショウ・ザマと同様地上からバイストンウェルに導かれた女戦士、マーベル・フローズン、良い女でしたね。富野キャラって女性もブっ飛んでまして付き合いきれない感じですがマーベルは聡明で性格も穏やかで好きです。このシングルのジャケットのイラストの女性です。土井美加さんが声優でしたね。「マクロス」の早瀬未沙役でした。
そしてダンバインと云えばなんといってもシーラ様。凛とした美しさ。非の打ち所がありません。
ナの国の女王、シーラ・ラパーナ。全てのアニメで一番好きな女性キャラクターですね。声優の高橋美紀さんのファンでした。ラジオ大阪の「アニメトピア」聴いてましたよ。坂本千夏さんとの掛け合い楽しかったですね。
十数年後、東京ビッグサイトでイベントの警備のバイトをしていたらアニメのイベントで美紀さんを見かけてビックリしました。嬉しかったです。
それから妖精のようなミ・フェラリオ、チャム・ファウも可愛かったですね。こちらは川村万梨阿さんが役を担当していました。川村さんも「アニメトピア」の高橋美紀さんに続いてパーソナリティでしたね。
すみませんマニアックな内容で。小学生の高学年の頃は生粋のアニメオタクでした。


B面は『みえるだろう』。
エンディングテーマです。
しっとりと鮮やかな彩りに充ちたメロディ。
MIOさんの晴れやかな歌唱がぴったりです。
良い曲ですよね。
このエンディング版はオリジナルにあるイントロがカットされていますね。



作曲者の網倉一也氏はアイドルへの楽曲提供が多かったと記憶しています。
矢野立美氏のアレンジも素晴らしい。

ついでにこんな映像も。



替え歌パロディの傑作ですね。
大学のアニメ研のヒマと情熱の結晶!
お見事!

以上、70年代末から80年代前半、駆け抜けるように名作&問題作を連発し続けた富野監督に衝撃を受け続けた当時のティーンエイジャーのブログでした!
六月からまたいつもの手当たり次第なシングル紹介に戻ります。

また近いうちに紹介予定のアニメ特集もお楽しみに。
この次はモアベターよ!

『ダンバイン とぶ』《K065-3045》〈作詞:井萩 麟/作曲:網倉一也/編曲:矢野立美〉(04'14'')【1983】


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コメント 4

坂井哲也

どうも(泥酔状態です)。

哀戦士からダンバインと、いいラインナップでした。

パロディ版はその昔、「エビ天」という番組(あのイカ天の後番組で、イカ天とほぼ同じ内容の映像版です)にも出場していました。
でもその時は、OPだけだったなあ。EDもあるのを、今初めて知りました。
by 坂井哲也 (2008-06-08 00:41) 

都市色

>坂井さん、こんばんは。
コメント&NICEありがとうございます!!

ダンバインも劇場版を観たかったです。
パロディのED映像もクオリティ高いですね!
by 都市色 (2008-06-08 02:04) 

リバーサイドM

ダンバイン とぶの作曲家網倉一也サードライブが2010年11月2日にあるようです。
http://wgs2009.at.webry.info/201010/article_4.html
by リバーサイドM (2010-10-27 21:16) 

都市色

>リバーサイドMさん、こんにちは。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
ライヴをされてるのですね。
もうソールドアウトだとか。
機会があれば観てみたいです!
情報ありがとうございました。
by 都市色 (2010-10-29 12:58) 

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