『HEY! BABY/森下恵理』 [邦楽女性アイドル/80年代]
こんばんは。
前回に続いてまりやさん関連のシングル。
80年代の女性アイドル森下恵理さんへまりやさんが書き下ろしたシングルを。
『HEY! BABY』です。
森下恵理さんはまりやさんの古巣RCAレコードの所属で、まりやさんとも縁の深い加藤和彦氏のプロデュースでデヴューしました。
この曲を初めて聴いたのはまりやさん自身によるセルフカヴァー版でした。
1989年のヒットシングル「シングル アゲイン」のカップリングに収録されていました。
マイナー調のアダルトなタイトル曲と一転して明朗なオールディーズ風味のティーンエイジ ポップスが眩しかったです。
8ビートの軽快なナンバー。
こう云う曲はホントにまりやさんの独壇場。
クラスで人気の男の子に思いを寄せる女の子の歌。
無邪気でウキウキするようなポップソングです。
これを聴いた当時,僕は16才でしたから胸が高鳴りましたね。
未だに高鳴ってるのはどういうコトでしょう?
同じ頃シングルでリリースされていた田村英里子さんの「好きよ」なんかも好きで。
そう云えばこの二曲は雰囲気が似てますね。
さて、セルフカヴァー ヴァージョンは勿論、達郎さんの編曲。
打ち込みによる硬質なビートのグルーヴがカッコいいです。
森下恵理さんのバージョンは1986年のリリースでアレンジが鈴木 茂氏。
達郎さんのアレンジが「剛」なら茂氏は「柔」で。
ライトタッチの繊細なサウンドで風通しの良い感じですね。
達郎、茂両氏ともイントロの鉄琴の音色が印象的。
エコーの効かせ方も良いですね。
恵理さんの鼻にかかった可愛いボーカルもチャーミング。
♪何気ないしぐさで Yシャツの袖 まくる姿に 見とれてる
と云う歌詞が好きです。
まりやさんによるセルフカヴァー バージョンはアルバム未収録でしたが、前回の記事にも書いた、2007年のオリジナルアルバム『DENIM』の初回盤に付いているボーナスディスクに収められています。
B面は「九月のERI」。
この曲は秋元 康氏と松尾清憲氏のコンビの作品。
アレンジはこちらも茂氏。
こちらは男性人称の歌。
九月の新学期、夏休みを境に雰囲気が変わってしまったERIというクラスメイトのコトが気になる少年の歌。これまでよりも少し大人びた表情の彼女に惹かれてしまう。
ボーイッシュな恵理さんの歌唱もピッタリ。
シャッフル ビートの曲調。
松尾氏らしい、英国風の甘く切ないメロディが印象的なポップス。
30周年なので、まりやさんが過去女性アイドルへ提供した楽曲のコンピレーションも企画して欲しかったです。ユーミンは楽曲提供作品集が出ていますよね。まりやさんの作品集もきっと素晴しいコンピレーションになると思うのですが。
様々なレコード会社の協力が必要ですが、是非いつか、40周年記念のときには実現しますように…。
『HEY! BABY 』《RHS-232》〈作詞・作曲:竹内まりや/編曲:鈴木 茂〉(3'48'')【1986】
こんにちはー。
森下さんが森川さんになってますよ…。
この頃のアイドルはおニャン子の影で一生懸命だった感じがしますね。
森下さんはバラドルのイメージが強いですけど、歌唱力も抜群だったので好きでした。
現在も地道に活動していらっしゃいますね。
by 遠益 (2008-10-18 18:08)
まりやさんは、いかにもアイドルらしい初々しい楽曲を書くのが抜群にうまいですよね。
女性アイドル提供のコンピレーション、是非リリースして欲しいです!
河合奈保子さんや中山美穂さん、広末涼子さんなど有名どころもたくさん!ですしね。
by いとぞう (2008-10-18 20:36)
>遠益さん、こんばんは。
コメントありがとうございます!!
度々のご指摘ありがとうございます!
全然気づきませんでした。
失礼しました、森下恵理さんにも。
森川美穂さんと混同してしまうのです。
イケマセンね。
アイドルファン失格です。
慎んで訂正させて頂きます。
当時のおニャン子ブームの功罪は罪の側面が大きいのでしょうね。
森下恵理さんは現在も活動されてるのですか、知りませんでした。
情報ありがとうございます。
by 都市色 (2008-10-19 00:20)
>いとぞうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
まりやさんの作品集はきっと良い企画だと思うのです。
まりやさんは職業作家としても素晴らしいですよね。
達郎さんや大滝さん、杉さんも出てますので是非実現して欲しいです。
by 都市色 (2008-10-19 00:23)