『LOVE MAKE THE WORLD GO ROUND / DEON JACKSON 』 [ソウル/60年代]
こんばんは。
秋の夜長のノーザンソウル。
ディオン・ジャクソンのこのシングルを。
ミシガン州出身のR&Bシンガー。
1966年のヒット作です。
このシンガーのベスト盤のアナログを90年代半ばに渋谷のハイファイレコードショップで買いました。
まだ店舗が原宿に引っ越す前、ファイヤー通りにあった頃のことです。
線路沿いの懐かしく古い木造のテナントの中にありました。
これはお店のレコメンド文に惹かれたのか、それとも達郎さんのラジオで頻繁にオンエアされて気に入ったからかどちらが先立ったかよく覚えていないのですがとにかく曲を聴き始めて一発で気に入りました。
プロデューサーが女性R&B歌手バーバラ・ルイスを手掛けたオリー・マクラフリン。
この曲もシャッフルビートでご機嫌。
ウキウキしてしまいます。
弾ける雨音のようなイントロのグロッケンの響き、そして陽気なフィンガースナッピン。
無垢なピアノの音色の高鳴り。
無邪気で甘美なメロディ。
ディオン氏のビターなヴォーカル、ファルセットも味わい深く。
「愛が地球を回転させている」なんて60年代らしいフレーズですね。
60年代のソウルミュージックのフランクで屈託ない明るさがにじみでいてます。
B面は「YOU SAID YOU LOVE ME 」。
こちらもディオン氏によるペンの作品。
こちらもミディアムテンポでディオン氏の力強さと抑制が効いた歌唱がフィーチュアされたブルージーな一曲。コクのある唄いっぷりで聴き応えあり。
洗練された都会的な旋律とアレンジ。
滋味で瑞々しくまろやかなソウルフルなヴォーカル。
魅惑のノーザンソウルを聴き続けていると秋の夜長もあっという間です。
『LOVE MAKE THE WORLD GO ROUND 』《CAR-9676》〈Composed by DEON JACKSON / Arranged by DALE WARREN〉(2'27'')【1966】
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