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『労働賛歌/ももいろクローバーZ』 [ももクロちゃん]

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こんばんは。
“GIRL POP最前線”、引き続いては、ももいろクローバーZ。
夏にファーストアルバム「Battle and Romance」(名盤!)発売以降、
さらに加速度的に風力を増して、様々なメディアを通じて魅力的な猛威を振るっている彼女達。
ツイてるね、ノってるねッて感じのももクロちゃんの待望のニューシングル。
勤労感謝の日にアウトされたその名も「労働賛歌」。

まず、リリース前に発表されたシングルのイメージフォトからインパクトがありました。
まさかの、省エネルックにネクタイはちまきをしたうら若きティーンエイジャーたち。
最新のトレンドから逆行するかのような色モノ路線、しかも人気アイドルが…。
しかし、それでもアリだとなんとなく納得させてしまうのがももクロちゃんのなせる技。
奇抜なファッションでありますが、彼女達が若くしても間違いなく勤労の士であるコトは、ファンの大多数の認めるところであります。
「週末ヒロイン」としての絶え間ない、多忙なライヴ活動&プロモーション活動。
あらくれな武士(もののふ)達に対し、若き血潮を滾らせて満身創痍で歌い踊る姿は感動的です。
その体を張ったパフォーマンスで所属事務所およびレコード会社の飽くなき利潤追求に寄与しています。
紛うコトなき立派な肉体労働者であります。

そんな異色な楽曲を手掛けるのがなんとGO!TEAM。
IAN PARTON率いる、多国籍なオルタナディヴロックバンド。
70年代風なファンキーなブラスロックに仕上っています。
スリリングにBLOW HORNS。
切迫感のあるサウンドとメロディに乗って、勤労女子たちの雄叫びラップ。
作詞を手掛けているのが、これまたなんとオーケンこと大槻ケンヂ氏。
サブカルニート出身の氏からは想像出来ないポジティヴさですが、逆に大槻氏が書くからこそ意味があるのかも。バンド、特撮のメンバーでもあるNARASAKI氏はももクロ作品の常連ですね。



WORK SONGと聞いてユニコーンの「働く男」や「大迷惑」を思い出しました。アイドルなのにこういう歌を唄っちゃうのが彼女達らしいです。

二曲目は「サンタさん」。
労働で良い汗かいた後はパーリーパーリーってことで。
待望の彼女たちのクリスマスソングはやっぱりヒャダイン氏によるもの。
有名なクリスマスソングをベースにとこれまでの氏の提供楽曲の総ざらえって感じの、相変わらずのお祭り気分で豪華てんこ盛り感。



感電少女のれにちゃんの熱い芸人っぷりにゲレンデが溶けるほどだZ。
サビの♪サンタ さん さんさん サンタ! さんさん
と、「ココナツ」を思い出させる曲名の連呼だな、と思っていたら終盤には本当に
♪コーココッコッコーと「ココナツ」を歌い出す始末。
大瀧さんの「クリスマス音頭」とピチカートの「12月24日」に負けないグルーヴィでクレイジーなサウンド。

三曲目は「BIONIC CHERRY」。
「バイオニック ジェニー」じゃなく。
「インディジョーンズ」ならぬ「ピンキージョーンズ」に続く冒険活劇シリーズって感じですね。
ヒロイック アクション映画「サルベージ マイス」のテーマソング。
AKIRASTARさんによるカッコいいパンクロック風なポップソング。
ジェットコースターの様な疾走感溢れるメロディが魅力的。
彼はハロプロのロックアイドル部門のBuono!に多く楽曲を残していますね。
只野菜摘女史の血湧き肉踊る歌詞もナイス。

三曲聴いただけで、かなりの満足感です。
三曲収録されているのはシングルの通常盤で、初回盤AとBには「労働賛歌」と「サンタさん」の二曲を収録したCDとそれぞれのPVを1曲収めたDVDが付いています。
当方、モベキマスのハロプロフェスティヴァルの為に上京&参加して財政が逼迫して、通常盤のみの購入です。

現在、リリース記念ツアーを敢行中のももクロちゃん、
その勢いでクリスマスにさいたまスーパーアリーナ単独公演へ臨みます。
天下を目指して飽くなき脱線と暴走を繰り返しながら突き進む全力勤労少女たちの明日は眩しく楽しい、はず。

『労働賛歌』《KICM-1374》〈作詞:大槻ケンヂ/作曲・編曲:IAN PARTON〉(04’40’’)【2011】


労働讃歌(初回限定盤A)(DVD付)

労働讃歌(初回限定盤A)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2011/11/23
  • メディア: CD



労働讃歌(初回限定盤B)(DVD付)

労働讃歌(初回限定盤B)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2011/11/23
  • メディア: CD




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コメント 4

いとぞう

怒涛のアイドル攻勢、イイネ!
「労働賛歌」オーケンの作詞とはなかなかやりますよね~。NARASAKI氏って「特撮」のメンバーなんですかあ。知らなかったです。
ももクロちゃんは普通のアイドルがやらないような事に挑戦し、全くメジャーな路線に行こうとしてないのがいいです。なのに存在はどんどんメジャーになっていて。スゴイです!
この曲の発売キャンペーンとして、ももクロちゃんのメンバーが全国各地でティッシュ配りをしたそうで。夏菜子ちゃんが新橋駅前で配ってた当日、僕は東京にいたので、後からその事を知って「新橋に行ってればよかったあ・・」と後悔。

モベキマス観に行くんですか!楽しんでくださいね~。
by いとぞう (2011-11-26 01:27) 

ノリ

「労働賛歌」はハロヲタのワタクシも看過出来ない衝撃作だと思いました。
オーケンの詞、ファンキーなサウンド、MVの完成度、そして今のももクロの勢い、発売のタイミング…完璧です。
「LOVEマシーン」と同じ匂いがしますね。
でも従来のももクロファンからの拒否反応は強いみたいで…実に勿体ない。
まぁでもスマイレージファンとしては売れてもらっても困るのですが(笑)
by ノリ (2011-11-28 01:25) 

都市色

>いとぞうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
予想を裏切りつつ、期待を裏切らないのがももクロ流という訳で、型にはまらないのが面白いですね。
そのポリシーをこれからも貫いて欲しいです。
そうしなければ意味が無いと思います。
ティッシュ配り、大阪はあーりんだったのです。
僕も行きたかったです。
でも予告されていたら、朝のラッシュ時は混乱していたでしょうね。
ハロプロのイベントは11/23に行ってきました。
その話はまた改めて…。
by 都市色 (2011-11-28 22:40) 

都市色

>ノリさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
この曲も面白いですね。カッコ良いと思います。
PVもよく出来てます。
ももクロちゃんのファンは仕事を休んでイベントに参加する人が多いらしいので「働こう!」というメッセージが皮肉に聞こえてしまったのかもしれません。
人の事云えませんが。
スマイレージと是非、コンサートをして欲しいですよね。

by 都市色 (2011-11-28 22:44) 

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