『チョットマッテクダサイ／ゴールデン ハーフ』

こんばんは。
「チョトマテクダサイ！」の次は「チョットマッテクダサイ」です。
歌っているのはゴールデンハーフ。
今から遡ること約40年前のアイドルグループになりますね。
その名の通り、メンバー全員がハーフの美女であります。
エバ、ルナ、マリア、ユミの4人組。

前作「プリーズミニスカポストウーマン」の次なるスマイレージの新曲のタイトルをネットで知ったとき、思わずゴールデンハーフを思い出しました。
ゴールデンハーフのカヴァーでもやるのかとお思いました。
ハロプロはときどき歌謡曲のカヴァーをするときがあるので。
果たして、つんく氏によるオリジナルでした。

スマイレージの曲と違って、ロマンティックなバラードです。
タイトルだけ見るとコミカルな曲調を予想しちゃいがちですが。
底抜けにセンチメンタルです。切ないです。
川口 真氏のアレンジによる東芝レコーディングオーケストラの皆さんの華麗なる演奏に乗って、
ラララ〜という甘美な女性のスキャットが彼方から聴こえてきます。
ハーフの女の子と日本の男の子の切ない恋路なのでしょうか。
桜の季節に、恋する貴方のお別れ。

片言の日本語でつぶやく
「チョット マッテ クダサイ…。」



う〜ん、美しいメロディが恋の痛みをさらに深くしています。
痛い。
この曲を初めて知ったのは、
小西康陽さんがプロデュースしたTOKYO'S COOLEST COMBOによるカヴァーでした。
それから小林麻美さんのファーストアルバムにも素晴らしいカヴァーが収録されていました。
SAND PIPERSやマーティン デニーもカヴァーしてますね。
ゴールデンハーフの歌もカヴァーバージョンでして、オリジナルはアメリカのハワイ出身のサム カプーという男性歌手が1971年に発表したものです。
それに香取 治さんが訳詞をしてます。
英語詞と日本語詞の組み合わせが素敵です。
ゴールデンハーフの面々のしっとりとした歌声も素敵です。

B面は「ボタンとリボン」。
ユーモラスなメロディが印象的なこの楽しい作品はボブ ホープ主演の西部喜劇「底抜け二丁拳銃」（1948）にて歌われたノヴェルティソング。
レイ エヴァンス作詞、ジェイ リビングストン作曲です。
日本でも昔から歌われていたようです。
こちらもアレンジは川口 真氏で、訳詞は橋本 淳氏です。
年頃の女の子の気持ちを可愛いく歌っています。

この女性アイドルグループはリアルタイムでは観た記憶が薄いのですが、「全員集合！」のレギュラーでもあったようです。
この中で僕が知っているはエバです。
「お笑いマンガ道場」に出てましたね、えぇ。
僕も相当古い人間ですね。
今で例えるならベッキーでしょうか。
今も昔もハーフで可愛くておしゃべりな女の子はヴァラエティで引っ張りだこのようですね。

『チョットマッテクダサイ』《TP2577》〈作詞・作曲 :E.CARNER - J.NAKASHIMA／編曲：川口 真／訳詞：香取 治〉（02’49’’）【1971】

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コメント 2

エバ、懐かしいですね。
どうやらワタクシも古い人間のようだな(笑)
曲自体は切なくてジャジーで、いいですね。
メンバーの歌声に合ってます。
しかし…川口真氏と言えば、スマイレージがレコ大最優秀新人賞を受賞した時、川口さんがメンバーに盾を渡してましたね。
あの頃が懐かしいなぁ…。
by ノリ (2012-02-12 02:10) 

＞ノリさん、こんにちは。
コメントありがとうございます！
エバさんは何故かとても印象に残っているタレントさんですよね。
元祖バラドルという意見もあるらしいです。
レコ大の新人賞の受賞時に記念の盾をスマイレージに授与したのは川口さんだったのですね。知りませんでした。
一昨年の事とは云え、何だか昔の事のような気がしますね。


by 都市色 (2012-02-12 10:18)