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『PONPONPON/きゃりーぱみゅぱみゅ』 [邦楽ロック10年代]

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お早うございます。
Perfumeに続いては、この方を。
きゃりーぱみゅぱみゅさんです。
これはご覧のとおり、ピクチャーレーベル仕様の7インチです。
奇抜で非凡なお嬢さんにはお誂え向きなメディアと云えるでしょう。
ターンテーブルの上を口裂け女が回り続けます。
ギャーっ!!
超能力少女、キャリー。違うか。

さて、A面は「PONPONPON」。
昨年リリースされたミニアルバム「もしもし原宿」の収録曲。
とにかく軽い。
Perfume以上に無意味に近いフレーズ、明快なメロディ、軽快なリズムが弾けています。
そして陽性な無邪気さを備えた歌声。
これが、きゃりーぱみゅぱみゅさんの最大の武器とでもいうように。
粘着的な現実から無重力に開放される音楽の楽しみに溢れています。

みんなのうたや童謡のような語呂合わせの歌詞のシンプルな言葉が見事にリズムにはまり、楽器のように有機的に響きます。
擬音語や擬態語の連呼が気持ちよいです。
しかし意味が無いようでいて、同世代の女の子の気持ちをさりげなく共感させる言葉のセンス。
中田ヤスタカさんにはきっと十代の女の子の人格が憑依されているのだと思います。



今回の7インチにはエクステンドミックスが施されており、ビートが強調されて演奏時間も長くなっています。
フロア対応ばっちりです。


B面は「チェリーボンボン」。
1stシングル「つけまつける」にも収録されているエクステンドミックス仕様です。
浮遊感のあるチャーミングなメロディと遊園地のようなワクワクするシンセサイザーの音色。
めくるめく甘美なフレーズのメリーゴーランド。
幼い頃に戻ったように、「おんがく」にまどろんでしまいます。
いつまでも聴いていたくなる中毒性を秘めています。
楽しすぎる音に少し酔ってしまいそう。

http://youtu.be/QF3KUYm6TpM

クラブの大音響で聴いてみたいですね。
だからダンス禁止令なんてもっての外。
ちなみに2曲とも再生は33回転です。

時代の寵児、きゃりーぱみゅぱみゅさんの1stアルバム「ぱみゅぱみゅれぼりゅーしょん」は凄いですね。
傑作です。一枚の中にトータルな物語のような展開が感じられたり。
まるできゃりーぱみゅぱみゅさんの目線で二次元のコミカルな世界に迷い込んだみたいで。
初期のPerfumeやCupsuleのようなシンプルなポップさも感じます。
少しやりすぎなユーモアの毒も笑えます。
ありきたりなシリアスなメッセージが無くて、それが逆にこの時代へのポジティブなメッセージになっています。

最後に、
この場を借りて「ぱみゅぱみゅれぼりゅーしょん」を期間限定の〈子どもたちの味方プライス〉を利用して購入してしまったことを懺悔します。
しかもタワーレコードのポイントを使ってタダで・・・・。

『PONPONPON〈extended mix〉』《JS7S042》〈作詞・作曲・編曲:中田ヤスタカ〉(05'55'')【2012】


ぱみゅぱみゅレボリューション(子供たちの味方プライス)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/08/22
  • メディア: CD




ファッションモンスター(初回限定盤)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/10/17
  • メディア: CD



Candy - Original Soundtrack

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Reel Time
  • 発売日: 2011/10/03
  • メディア: CD


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