『い・じ・わ・るダーリン/星野みちる』 [邦楽女性アイドル10年代]
こんばんは。
一月は、去年買ったけど紹介しそびれているシングルをドンドン取り上げています。
さて、
アイドルでは比較的にハロプロ系を好んで紹介してしまう拙ブログですが、
遂にAKB系のシングルに切り込んでいきます!
といっても、AKBの曲では無く、元メンバーの星野みちるさんの歌です。
この曲を知るまで星野さんが元AKBメンバーだったことも知りませんでした。
AKBを卒業したのが五年前だそうです。
それはそれとして。
タイトルは『い・じ・わ・るダーリン』。
星野さんがどんな人であろうと、この曲は純然たる正統派なアイドルポップスです。
しかも’80年代の女性アイドル歌謡ド真ん中、まじりっけなし。
タイトルからして’80年代っぽいですね。
イントロから胸騒ぎの予感・・・・。
チープでキュートなアナログシンセの音色は華飾なほどに虚構でロマンティック。
星野さんの歌声も実に可憐でアイドルチックで素敵です。
何だか聴いているだけで、ベストテンやトップテンで歌っているシーンがイメージ出来そう。
作詞も星野さんでした。
美しい嘘を運ぶセンチでポップで甘美な旋律。
大サビでのドラマティックなメロディ展開!
作曲&アレンジはマイクロスターの佐藤清喜さん。
テクノポップのオーソリティ。
元nice musicの佐藤氏にとっては自家薬籠中のサウンドメイキング。
佐藤清喜さんにAKBの曲を手がけてもらえば良いのに。
それなら買います!
そういえば、おニャン子の曲に『いじわるねダーリン』という曲があって、リアルタイムでとっても大好きでした。
ファーストアルバム『KICK OFF』の一曲目、作詞は勿論秋元さんで作曲が松尾清憲さんでした。
オールディーズ調のガールグループっぽい曲。
B面は『もう、ランデブー』。
この曲は英国のグループ、CANDY FLIPによる1990年代初頭のヒット曲『THIS CAN BE REAL』のカヴァーです。
あの頃、イギリスのマンチェスター周辺で起きた“Second Summer of Love”を代表する一曲。
浮遊感があって、爽やかなメロディが印象的な曲。
オリジナルバージョンはダンサブルな打ち込みで、星野さんのバージョンも原曲のサウンドも継承していますが、よりスペイシーな広がりを感じさせます。
原曲は男性のヴォーカルでしたが、星野さんの歌声にもあったメロディ。
この曲も星野さんが日本語で作詞を担当しています。
アーリー・エイティーズのアイドルポップスのきらめきが見事に再構築されたシングル。
アナログ盤ですが、同内容のCD-Rも付いているので、レコードプレイヤーがなくても大丈夫。
難を云えば、ジャケットが味気ないですね。
このまま佐藤氏による全面的なプロデュースの元、星野さんのアルバムを一枚作って欲しいです。
製作中なのでしょうか。
佐藤さんといえば、このシングルをリリースしているヴィヴィッド・サウンドから出した『スペクトル・サウンズ IN 歌謡曲』『モーター・タウン・ビーツ IN 歌謡曲 』というミックスCDにも関わっていて、こちらも歌謡曲ファンにはたまらない選曲とサウンドになっています。
『い・じ・わ・るダーリン』《HCR-9656》〈作詞:星野みちる/作曲・編曲:佐藤清喜〉(04'09'')【2012】
「い・じ・わ・るダーリン」というタイトルからして、ポップなサウンドが想像つくし、期待しちゃいますね。実際、いい曲ですね~。元AKBなんですかぁ・・全然知らなかったです。
「~IN歌謡曲」という2枚のアルバムも気になります。コレってオムニバスとして集めたオリジナル音源をリミックスしたということですか?選曲が素晴らしいです。
by いとぞう (2013-01-22 18:27)
>いとぞうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
良い曲ですよね。
AKB系のスタッフが関わってないからでしょうね。
記事の中で紹介した二枚のこんぴレーションですが、オリジナル音源ではなく、カヴァーバージョンが入ってます。新旧のアイドルポップスやロック系の作品が入っていて、佐藤氏ほか様々な方が参加してますが、なかなかの出来です。
by 都市色 (2013-01-24 01:20)