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『修善寺で別れた大宮の女/トビ木村と足手まとい ア~ンド ビートたけし』 [歌謡曲/90年代]

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ハイ、暦の上ではセプテンバー。
ときの経つのは速いものです。

どんどん名曲を開放していきます。
フェイクなムード歌謡繋がり。

お次はビートたけしさん。
殿関連の音楽も実は名曲の宝庫なんですね。
ヒット・アンド・ビート!

今回紹介するのは1997年のシングル、『修善寺で別れた大宮の女(ひと)』。
“トビ木村と足手まとい ア~ンド ビートたけし”名義でのシングル。
これも大名曲。

金曜深夜枠の殿のレギュラー番組『北野富士』のエンディングテーマでした。
『北野ファンクラブ』の頃ほど観てはいませんでした。
確か色んな一般の中年男性(オヤジ)が出演していましたね。
番組自体はあんまり観ていなかったですが、真夜中にぼんやりチャンネルを合わせるとこの曲が良い感じで流れているのです。
この時代はまだ『パぺポ』もやっていましたね・・・。

ジャケットに映るのは夜の社交場。
煌めくミラーボールから見下ろすオヤジたちとお姐ちゃんたち。
⑧の数字は、勿論フジテレビのことじゃないっての。

ブルースに塗れたサックスのブロウが響きわたるイントロ。
長崎に連日雨が降り出しそうな、ムード歌謡フルスロットルなサウンド。
懐の大きな男性コーラスに包まれて、哀愁の三連バラード。

泣きのメロディとゆったりしたリズムに揺られて、殿が魅惑のノドをじっくり聴かせます。
独特の色気がありますね。
技巧を超えた魅力があります。
シャイで我がままで恋に不器用な男の意地を唄わせたらタケちゃんには適いません。

作詞はサエキけんぞう氏。
歌謡曲のムック本でサエキ氏自らがこの曲を代表曲だと仰ってました。
人生を線路の長旅に見立てたサエキ氏の歌詞が泣かせます。

♪ 各駅でつれだした 大宮の女
 強引な くちづけで 愛をのりこす

 大きな幸せ 求めているなら
 乗り換えて ばかりじゃ だめさ

思えば、80年代末にソリッドレコードでプロデューサー、高 護氏の総指揮の元、
ネオGS/ニューウェイヴのミュージシャンで作り上げた疑似歌謡曲アルバム『夢のアルバム』(1988)の全曲を作詞したのがサエキけんぞう氏でありました。
そこでの実験性と叡智が『修善寺で~』で見事に結実しています。



カップリングは『大宮で別れた修善寺の女』。
オケとメロディは同じで、歌詞のバリエーションです。

三曲目はカラオケ、いつか気持ちよく歌ってみたいです。
通信カラオケに入ってるのかな。

他にも殿には自作の『ロンリーボーイ ロンリーガール』というムード歌謡の超名曲がありますので、
それもまた取り上げてみたいと思います。

てなわけで、“ブログを書きゃいいってもんじゃないよ”、のコーナーでした。

『修善寺で別れた大宮の女』《VIDL 10859》〈作詞:サエキけんぞう/作曲:山崎利明/編曲:森村 献〉(04'17'')【1997】


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