『あたらしい愛の詩／鈴木祥子』 [鈴木祥子]
本日は鈴木祥子さんの『あたらしい愛の詩』《WPC6-10068》です。
名盤の誉れ高い1999年の同名アルバムからのシングルカット。名曲！
70年代のサザンソウルの名門ハイ・レーベルのサウンドを彷彿させるイントロ。
SSW風なスタイルの祥子さんにとって、これまでにない作風といえます。
演奏は佐野元春さんの盟友であるホーボーキングバンドという強者どもが担当しています。
重量感のある小田原豊氏のドラミングもハイサウンドらしいですね。
佐橋佳幸氏がサウンドのイニシアチブを取っています。
ストリングス・アレンジは大御所デヴィッド・キャンベル。BECKのお父さん。
住み慣れた東京の、暮れなずむ街並を背景に、愛の終わりと新しい愛の始まりを祈るように歌っている感じがします。スケールの大きな優しいメロディ。
“I still love you ／ここで過ごした日を忘れない
／孤独に負けない／勇気を与えて下さい”
とても歌詞にもソウルを感じさせ、エンディングのゴスペル風のコーラスが更に楽曲を盛り立てます。
ヴァレリーカーターもコーラスに参加しています。
う〜ん、名曲。
カップリングは一人多重録音による『シュガーダディーベイビー』、こちらもスウィートなソウルテイストで素晴らしい曲です。このレコーディングスタイルを押し進め、翌年には世界でも類を見ない、女性シンガーソングライターによるアルバム全パートの一人多重録音を敢行した『love,painful love』をリリース。
このシングルにはもう一曲、アルバム『あたらしい愛の詩』収録の「帰郷」のデモバージョンを収録。ピアノの弾き語りで切なさが倍増です。ライヴを思い出しました。また行きたいです。
『あたらしい愛の詩』〈作詞作曲：鈴木祥子／編曲：佐橋佳幸〉（04’37’’）【2000】
まさに待望の名曲の登場ですね！
都市色さんのエントリーを読み終える前に、思わずCDを引っ張り出して聴きはじめ、数回繰り返し聴いてしまいました。
楽曲もサウンドも本当に素晴らしいですね。そして、冒頭の歌詞が大好きです。
by munekata (2007-09-10 02:40)
☆munekataさん。
コメントありがとうございます！！嬉しいです。
僕も何度も聴いてしまいました。
ホント、聴く程にジワジワと胸が熱くなりますね。
＞そして、冒頭の歌詞が大好きです。
“東京の夕暮れは／予感のように美しい”。良いですよね。
東京で育った者にとってシンパシーや郷愁を感じさせるフレーズかも知れませんね。
僕も聴くと東京に住んでいた頃の黄昏どきを思い浮かべます。
by 都市色 (2007-09-10 07:46)
こんにちは！
ごぶさたしております。
そしてメッセージありがとうございます！
ブログ立ち上げたのですね。
シングルオンリーというアイディア素晴らしいです！
そして取り上げられているシングルの数々
やはりさすが都市色さん渋いです。
実は僕も祥子さん大好きなのです。
カタログは全て聞いていますよ。
祥子さんのシングルはアルバム未収もありますから
あなどれませんね。
僕はこのシングルはカップリングの『シュガーダディーベイビー』
がツボです。これから都市色さんのブログが出来て
楽しみが一つ増えました。
追伸：自分のブログも今週には再開します。
よろしくです！
by cytoron (2007-09-10 18:01)
☆cytoronさん。
ようこそ。コメントありがとうございます！
お体は如何ですか？
cytoronさんのピチカートのブログも近く再開すると云うコトで、吉報ですね！嬉しいです。マイペースでどうぞ。
もちろんピチカートのシングル、及び小西、高浪ワークスなどもこれから紹介していく予定です。お楽しみに。
祥子さんもお好きなのですね！良いですよね〜。
「シュガ−ダディー…」も名曲ですね。
シングルオンリーの音源って多いですよね。カヴァーもあるし。
それらも取り上げたいです。
こちらこそよろしくです！
by 都市色 (2007-09-10 20:53)
ナイスをクリックして下さった、deacon_blueさん、うっちさんにも感謝！
by 都市色 (2007-09-10 23:58)