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『大都会交響楽/ピチカート・ファイヴ』 [ピチカートファイヴ]


こんばんは。
二日に一度の更新が板について来ました都市色の『03’54’’』です。

今年も残すところ、あとふた月を切りました。
年末に向かって、この時期のせわしない街のムードに相応しいラヴソングを紹介します。
先日はいしだあゆみさんのシングルにて、ピチカート・ファイヴは少ししか取り上げられなかったのでしっかり取り上げましょう。
ピチカートの『大都会交響楽』《CODA-1388》です。

とにかくめくるめく展開。
オーケストレーションが高らかに華麗に鳴り響きます。
村山達哉氏のアレンジ。
そしてドラムンベースのスリリングなリズム。
福富幸宏氏のカッコいいプログラミング。
鼓動の高鳴りと共鳴してドキドキするサウンドに仕上がっています!
まさに恋人たちの為のシンフォニー。
小西康陽さんらしいアッパーでキャッチーな曲です。

作風がロジャー・ニコルス&スモール・サークル・オブ・フレンズの『Don't take your time』を彷彿させますね。
つまり、ピチカートの原点回帰?
「♪恋人たち〜」という歌い出しに『カップルズ』の「眠たそうな二人」を思い出します。
男女のユニゾンによるヴォーカルスタイルも初期っぽいですよね。
とってもロマンチックなラヴソングです。

プレステのゲームソフトのテーマソングにも使用されました。

この曲名はドイツ映画の前衛的な作品のタイトルから取られたのでしょうか。
ムーンライダースにも同名異曲がありますね。
ふかわりょう氏のユニット、ロケットマンの1stアルバム「フライング・ロケットマン」での「大都会交響楽」のバックトラックをリサイクルした(「交響曲第4126番」)も面白いです!

ピチカートのアルバム『プレイボーイ・プレイガール』(COCP-30054 )にはこの曲のボサ・ノヴァ・バージョンが収録されています。そちらも素敵な仕上がりです。

それから、とっても素敵な余談ですが、今年12月にロジャー・ニコルス&スモール・サークル・オブ・フレンズの40年ぶりの新作、オリジナルメンバーによるセカンドアルバムのリリースが控えています。楽しみですね!!http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A021412/VICP-64023.html
このシングルにはSCOFのアルバムリリース30周年記念という穿った意味合いがあるのかも?
そういえばこのアルバムが世界CD化された年は1987年、リリース20周年に当たります。
ライナーノーツは小西さん。
この年ピチカートの1stアルバム『カップルズ』もリリースされました。

カップリングは『コンチェルト』。
こちらもロマンチックでキュートな作品です。
アルバム未収録。
デザートのように甘い甘いラヴソングです。
イントロのチェンバロの音色がクラシカル・エレガンス。

CDシングルのデザインもちょっと風変わりでCDのプラスチックケースがシルバーのビニールに包まれています。

『大都会交響楽』〈作詞・作曲・編曲:小西康陽/管弦楽編曲:村山達哉〉(04’18’’)【1997】


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