『ずっと一緒さ／山下達郎』

こんばんは。
本日も最近リリースされたシングルから紹介しましょう。
達郎さんのニューシングル『ずっと一緒さ』です。
月9ドラマ『蕎麦のない花屋』、じゃなかった『薔薇のない花屋』の主題歌ですね。
昨晩やってましたね、観てないですが。
達郎さんが月9の主題歌を担当するのは意外ですが初めてですね。
高視聴率ドラマの影響もありセールスも好調で何より。

「ずっと一緒さ」は達郎さんの王道とも呼ぶべき、堂々たるラヴバラード。
「FOREVER MINE」に通じる無垢で崇高な愛の独白。
気づくのはどちらも達郎さんのトレードマークである多重コーラスがない事。
切々としたムードが心を打ちます。
美しい。
落ち着いた雰囲気で抑えた表情を湛えた達郎さんの唄も味わい深いです。
アレンジも極力シンプルに無駄を削ぎ落としたサウンド。
「FOREVER MINE」で獲得したサウンド・スタイルを更に押し進めた感じですね。
打ち込み主体のアンサンブルにストリングス。
カッティングだけではない達郎さんのギターのオブリガードも魅力的です。

♪本当の強さは「ひとりじゃない」って言えること

この歌詞は深いですね。弱さをさらけ出すことの強さと言うか。
それから「FOREVER 〜」と同じくコーダでかすかに囁いていますね。聴こえますか？

二曲目はシャンソンのスタンダード「バラ色の人生」をお得意の一人ア・カペラでカヴァー。
このくらいは朝飯前といった感じでしょうか。ホワイト・ドゥーワップ調です。
軽妙な間奏の口笛は名トランぺッター、数原 晋氏によるものです。

三曲目は「ANGEL OF THE LIGHT」。
英語詞によるオリジナルソング。
英語詞と言えば勿論作詞はALAN O'DAY氏ですね。

♪この歌を捧げよう
手で触れることの出来ないものの中にこそ
時に、真実があることを知っているすべての人たちに
人は目を閉じてこそようやく目覚められる

で始まる素晴らしい内容です。
この曲も達郎さんらしい美しいメロディに充ちた耽美的な世界観を堪能出来ます。

バリー・マンとシンシア・ウェイルのラヴソングに匹敵する達郎さん渾身のシングルです。
名曲！

このシングルのプロモーションの一環である、達郎さんのミニライヴに当たりますように…。
アルバムはいつ？そしてツアーは？

『ずっと一緒さ』《WPCL-10463》〈作詞・作曲・編曲：山下達郎／弦楽編曲：服部克久〉（04’56’’）【2008】

コメント 2

ドラマは見てないけど、この曲はどっかで聴きました。
いい曲ですね。

by DEBDYLAN (2008-03-24 07:24) 

こんばんは、DEBDYLANさん。
コメント＆NICEありがとうございます！
まさに達郎さんの王道バラードですね。
by 都市色 (2008-03-26 00:30)