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『涙のレインボーアイズ/ザ・コレクターズ』 [コレクターズ]

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こんばんは、ご無沙汰であります。
約214時間ぶりの更新になります。
今夜はザ・コレクターズ。
日本で最高のビートバンドです。

達郎さんのライヴの前日に渋谷クワトロにて彼らの恒例のマンスリーライヴを観てきました!
嗚呼、カッコ良かったです。
瑞々しい加藤ひさしさんのハイトーンの歌唱。
シャープでワイルドなコータロー刑事のギターのフレージング。
小里さんのテクニカルで尖ったベ−ス。
Qちゃんの歌心あるパワフルなドラミング。
四つの個性的なリズムの突進力。
熱くてさわやかなライヴでした。
久しぶりにライヴを体験しましたが、いつまでも彼らの音楽の前では、夢見る少年少女でいられます。
ロマンティックでドリーミィなロックンロールの前では。

今夜紹介するのは96年のマキシシングル『涙のレインボーアイズ』です。
プロデューサーに伊藤銀次氏を迎えて、コンパクトでパンチのあるサウンドが信条のアルバム『MIGHTY BLOW』にも収録されているナンバー。
結成10年目を飾るストレートでキャッチーなロックナンバー。
タイトルからしてイカしてますね。
前のめりなQちゃんのドラミングのイントロ、コータロー氏のエモーショナルなギターのストロークが奏でるグルーヴにワクワクします。
エネルギッシュで疾走感溢れる演奏。
溌剌とした加藤ひさしさんの歌とメロディアスなソングライティング。

♪Ah 映る 瞳の中 レインボー
 Oh レインボー 今日も見える涙の奥に

 Ah 光る 丸く にじむレインボー
 Oh レインボー いつか照らせ色褪せたボクの夢

二曲目は『勝ちどき橋まであと2km』。
晴れやかで牧歌的なロックンロール。
コレクターズ流『WATERLOO SUNSET』と云われている曲です。
東京の銀座と晴海を結ぶ大きな勝ちどき橋までバスに乗ってデートする恋人たちの朗らかな情景が浮かんできます。彼らの隠れた名曲です。
サビのドラマティックな加藤氏の歌い上げは見事です。
僕も大学時代、晴海埠頭に事務所を構える会社でアルバイトをしていて、事務所へ行くときにはバスで晴海通りを通って、勝ちどき橋を渡りました。この曲を聴く度にあの頃を思い出すのです。
彼らの音楽はモッズと称されることがありますが、それは音楽性ではなく精神的な意味でのモッズ。彼らはブリティッシュロックに関しては一流の解釈力を持っていますけれど、モッドなサウンドだけに捕われない広い音楽性もこうしたB面やアルバム未収録ナンバーではときどき見え隠れして面白いです。

三曲目はモッドなサウンド全開なナンバー、『SHA- LA- LA- LA- LEE』。
彼らが敬愛するスモールフェイセズの名曲のゴキゲンなカヴァーです。
確か最近この曲が女性が唄うカヴァーバージョンでCMが流れていましたね。
特筆すべきはこの曲が日本語で唄われていること。
加藤ひさしさんによるオリジナルバージョンへの愛情溢れる日本語歌詞が素晴しい。
原曲の魅力を損ねるコトなくメロディにこなれたムード満点の言葉を乗せています。
こういうのをやらせたら加藤ひさしさんは天才的です。
お手の物です。自家薬庫中です。
キヨシローさんも上手いけど。
無邪気でハッピーな演奏に頬も緩んでしまいます。
実はこの曲を先日のライヴで演奏してくれたのです。
最も僕はライヴに遅刻して聴きそびれてしまったのですが。
無念。

思い出したら彼らのライヴを最後に観たのは『MIGHTY BLOW』が出た時期の渋谷公会堂でした。今はCCレモンホールですが、13年近く過ぎてるのですね。
彼らの音楽性のブレのなさは特筆すべきコト。
もっともっと評価されてしかるべきバンドです。
また近いうちに彼らのライヴを楽しんでみたいです。
マンスリーライヴまた行きたいなぁ。

『涙のレインボーアイズ』《COCA-13390》〈作詞・作曲:加藤ひさし/編曲〉(3'50'')【1996】


MIGHTY BLOW(紙ジャケット仕様)

MIGHTY BLOW(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: THE COLLECTORS,加藤ひさし,伊藤銀次,Kenny Jones
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/08/25
  • メディア: CD


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