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『アトムの子/山下達郎』 [山下達郎]

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ついさっき、達郎さんのツアーの千秋楽から帰って来たばかり。
『こんばんは!!東京!!』

久しぶりの半年間にも及ぶコンサートツアーはとてもフレキシブルでフレッシュな内容でした。
観ていて元気になるようなアグレッシヴな選曲とメリハリの利いた曲順であっという間の三時間半以上。
長年、達郎バンドの重心を支えていたメンバーを替えて新しいメンバーで臨んだ達郎さんのツアーに対する意気込みがヒシヒシと感じられました。
選曲もこれまでのツアーでかからなかった曲が多く披露されて、それも僕好みの曲ばかりで嬉しかったのです。
本日紹介するシングルはカップリング共々ライヴで演奏されたモノです。

まずは「アトムの子」。
生誕80周年を迎えた漫画界の巨匠、故手塚治虫先生へのデディケーションソング。
1991〜92年のツアーのオープニングを飾った曲でしたが、約17年ぶりに演奏されました。
地鳴りの如く轟くドラムマシーンの乱れ打ち。
近未来感溢れるデジタルビート。
平易な言葉使いながら、そのメッセージは些かも陳腐ではなく、まっすぐ、ひたむきに聴くものの心に届きます。
まさに「同世代音楽」を標榜する、アトム世代の達郎さんにしかできないサウンドと言葉。

♪みんなで 力をあわせて 素敵な未来に しようよ
 どんなに 大人になっても 僕らは アトムの子供さ

ひとつ気になるのは
どうして100万馬力なのでしょう?
10万馬力なはずですけど。
「僕ら」だから沢山なのかしらん?ま、いいですが。



当ブログでは近いうちに手塚治虫特集を予定しています。

カップリングは『BLOW』。
この曲はライヴで初お目見えです!
1992年のヨットのアメリカズカップのテーマソングでした。
開放的でダイナミックなサウンド。
硬質なリズムセクションが大海原へ乗り出す船の勇壮なクルージングを見事に表現しています。
伊藤広規さんのベースがライヴでも素晴らしいかったです。

実に感動的なツアーの千秋楽でした。
達郎さんのファンへのサーヴィス精神には頭が下がります。
そして音楽への忠誠心の深さには感動します。
来年もツアーに参加したいです。

《AMDM-6050》〈作詞・作曲・編曲/山下達郎〉(4’23’’)【1992】
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コメント 8

いとぞう

達郎さんのツアー千秋楽、行かれたんですか!中野サンプラザですよね?
10日の日曜に中野に行って来たんですが、ブロードウェイ内にたくさんあるCDショップ「レコミンツ」各店で「コンサートツアー記念・山下達郎フェア」をやってました。達郎さんのみならず、バンドメンバーのも揃えましたという事で、山弦や佐橋さんのソロアルバムなども一緒に並べられていて、何だか嬉しかったです。

「アトムの子」はお腹にズンズン響くドラムのビートが印象的ですよね。近年もCMで使われてましたね。

by いとぞう (2009-05-13 21:11) 

都市色

>いとぞうさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
いとぞうさんもレコミンツへ行かれたのですか。
僕は11日に行きました。
タツローフェアやってましたね。
当日はタツローバンドの難波弘之さんや伊藤広規さんも来店されてCDにサインを貰いました。
いつか一緒に行きたいですね。
by 都市色 (2009-05-14 12:59) 

tsukikumo

こんばんは、2度目の投稿です。
100万馬力のことですが、アリスの「君の瞳は1万ボルト」を100万ボルトと言い間違えるのと同じタイプのミスじゃないでしょうか。
ただ、アトムは一度だけ100万馬力に改造されたことはあります。それは地上最大のロボット、プルートと戦うために自らの意思で天馬博士に改造してもらうのですが、魂を悪魔に売り渡した喩え通り、意思のコントロールを失って単なる破壊兵器化したアトムの姿がそこにありました。(必要以上のスペックを積んだPCが熱暴走するようなものです)
ひょっとすれば、そういう筋書きも汲んでの100万馬力かもしれませんね。
by tsukikumo (2009-05-14 17:35) 

都市色

>こんにちは、tsukikumoさん。
コメントありがとうございます!
「地上最大の~」のエピソードで百万馬力になってたのですね。
子供の頃に読んだままですっかり忘れてました。
実家に帰ってチェックし直してみます!
ありがとうございます!
また気軽にコメント良かったら下さいね。
拙ブログは週末辺りに復活予定です。
by 都市色 (2009-05-18 10:52) 

ハリーラニアン

都市色さん、とうとう行かれたのですね!
うらやましい。中野サンプラザはやっぱりタツローに
一番似合いますよね(ところで、サンプラザはこのまま
残るのでしょうか? 大阪のフェスティバルホールのように
ならないことを祈ります。
私がタツローをサンプラザでみたのは、94年の「山下達郎sings SugarBabe」が最後ですね。この時のライブからそれまで音源化
されていなかった幻の名曲「こぬか雨」が「愛の灯火〜Stand In The Light」にカップリングされてます。
そうそう、シュガーベイブ時代にはレコード化されてない曲もいくつかあるのですが、「ユーミン」という曲もありました。ご存知ですか?
by ハリーラニアン (2009-05-20 21:09) 

都市色

>ハリーラニアンさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
もはや達郎さんは中野サンプラザのヌシって感じでしょうね。
僕も「シングスシュガーベイブ」のライブ観に行きました。
あのコンサートも伝説のように感じられます。
シングルのカップリングに貴重なライヴ音源が入ってますよね。
早くまたライヴアルバムを出して欲しいですね。
「ユーミン」という曲があることは僕も知ってますが、聴いたコトはないです。バラードっぽいという噂ですが、どんな曲なのでしょう。
by 都市色 (2009-05-20 23:39) 

ハリーラニアン

それでは、プレゼントいたしましょう。
シュガーベイブ時代のライブ演奏ですが。
バラードというよりは、ミディアムテンポの
曲でタツローらしいメロディラインです。
音楽ファイルを送りますが、アドレスを教えていただければ。
by ハリーラニアン (2009-05-21 09:43) 

都市色

こんばんは、ハリーラニアンさん。
コメントありがとうございます。
そちらのブログを通じてEメールを送りました。
お手数ですが宜しくお願いします。
by 都市色 (2009-05-22 22:23) 

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