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『LIKE TO GET TO KNOW YOU / SPANKY & OUR GANG』 [ソフトロック]

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こんばんは。
雨の歌は置いておいて、曇り空のお天気に聴きたくなる曲を選んでみました。
あくまで独断流正宗なんですが。
こんな曲はどうでしょう。
スパンキー&アワギャングの名曲『LIKE TO GET TO KNOW YOU』。
しっとりと洗練された大人の落ち着いた雰囲気が曇り空に合っている気がするのです。

スパンキー&アワギャングは大学時代、ソフトロックとかにイカレていた頃に出会ったグループです。このグループはピンキーとキラーズのお手本になったと云われていますね。
オールドタイミーな1930年代の禁酒法時代のギャングスタイル風ファッションが印象的でした。
スパンキー&アワギャングは60年代後半から末期のサイケデリックでフラワーな音楽シーンで活躍しました。

このシングルのプロデュースはユニークなジャズヴォーカリスト、ボブ・ドローとスチュアート・シャーフが手掛けています。
ボブ・ドローはアルゾも手掛けていたり、ジャンルを超えて多彩なセンスの持ち主ですね。
初期の「LAZY DAY」や「SUNDAY WILL NEVER BE THE SAME」などのヒットはジェリー・ロスがプロデュースをしていましたが、セカンドアルバムに当たるこの時期は上記のコンビが手掛けています。よってジャズっぽい複雑なサウンドが聴けます。
特にこのシングルはアダルトで洗練されたサウンド。
作曲もスチュアート・シャーフです。
イントロの華麗な響き。
シックなピアノの音色。
Aメロは男性がリードヴォーカルをとりスパンキー嬢がコーラス。
サビでのスパンキー・マクファーレン嬢のはつらつとした歌唱は素晴しいです。
二番目からはリードとコーラスが逆になるのもユニークです。
さらにエンディングの展開の不思議な構成。
サイケデリックでジャジーでドラマティックで当時としてはアバンギャルドではないでしょうか。
うっとりして心地よいめまいがしまいます。
とてもティーンエイジャー向けとは思えない深みのあるサウンドです。
素晴しい。



とってもピースフルでお洒落な映像ですね。
たのしそう。

B面は『GIVE A DAMN』。
この曲はドロー氏とシャーフ氏の共作。
こちらもムーディな仕上がり。
ボサノヴァっぽいリズムでアコギをバックにスパンキー嬢が歌い出し、徐々に盛り上がっていき、サビでホーンとストリングスがドラマティックに展開します。

因みに僕のドーナツ盤はA面からB面の『GIVE A DAMN』が聴こえて、裏側に返してB面に針を落とすと『LIKE TO GET TO KNOW YOU』が聴こえてきます。レーベル面が裏表逆にプレスされてしまったのですね。ある意味超レアです。

『LIKE TO GET TO KNOW YOU』《C-30169》〈STUART SHALF〉(3'06'')【1968】


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