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『透明少女/ NUMBER GIRL』 [邦楽ロック/90年代]

TOUMEI-GIRL.jpg

こんばんは。
ギアを『メロウ』から『ロック』に切り替えて。
血湧き肉踊る演奏を無条件にどうぞ。
ナンバーガールです。
問答無用の “Drums & Wires”!!!
90年代終りから21世紀初頭を駆け抜けた最重要バンド。
21世紀以降の日本のロック界の世界秩序の基本となるバンドで有形無形に多大なる影響を及ぼしましたね。

彼らの記念すべきメジャーデヴューシングル『透明少女』、これはスタンダードですね。
スカッとします。
シンプルでラウドなサウンドの隅々から向井氏のロックへの博識ぶりが垣間見られますね。
若いのに深い音楽への叡智と愛情が滲んでいます。
“赫い髪の少女”って出てきますが神代辰巳監督の「赫い髪の女」を観てるんでしょうか。凄いですよね。僕はカッコいいサウンドの次にそこに注目してしまったのです。ロマンポルノの名作ですね。
バンドの緊張感漲る卓越した演奏力。
幕末の急進的な薩摩藩士の如く、切っ先の鋭いパフォーマンス。
酔いどれて自棄っぱちで調子っぱずれな向井氏の熱唱。

高温に圧縮後の解放。



素晴しいPV。
以前、黒田硫黄先生の漫画を熱く語られていただけあって向井氏の絵も良いですね。
疾走感。高揚感。
鬱屈した高校時代を思い出させますね。
勿論タバコも酒はやってませんが。
『ギターによる焦燥音楽、それすなわちROCK』
名言ですね。
DISCHARGE のレコジャケが映っています。

他の収録曲を。
二曲目は『はいから狂い』。
はっぴいえんどっぽいタイトルですね。
『透明少女』の続編のような暴発した演奏と歌。
クレイジーに街を切り取っています。
田淵ひさ子さんの雷鳴のようなギターソロ、火山の噴火のようなアヒトイナザワ氏のドラミング。
地底を揺るがす中尾憲太郎24才氏のベース。素晴しい。
向井氏の歌詞は昭和を感じさせますね。

三曲目は米国オルタナティヴロックの始祖PIXIESのカヴァー『WAVE OF MUTILATION』。
淡々と切ない演奏が印象的。

バンドに紅一点がいるって良いですよね。
シュガーベイブ然り、ジューシィフルーツ然り、ピチカートファイヴ然り、ロッテンハッツ然り、 シネマ然り、ミカバンド然り、サザン然り。などなど。
スパンキー&アワギャングもそうでした。
親しみが湧きます。どこかアマチュアリズムを秘めている気がして良いですね。

『透明少女』《TOCT22009》〈作詞・作曲:向井秀徳〉(3'19'')【1999】
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ルースターズ

例えば、それは透明少女
MCを思い出すぐらい、この曲はライブでも快走でした。
by ルースターズ (2008-07-05 10:37) 

都市色

>ルースターズさん、こんばんは。
コメント&NICEありがとうございます!!
ライヴをご覧になったのですか!
すばらしい体験ですね。
羨ましい。
ライヴ盤も大好きです。
向井氏のMC面白いですね。
by 都市色 (2008-07-05 23:52) 

Lo-Fi

焦燥感と疾走感のバランスがいい、本当にスカっとするいい曲です。
曲も言葉も好きなバンドでした。

都市色さんがおっしゃるように、女性が一人いるバンドっていいですね。
海外でも同じく、結構好きなバンド多いかもって気づきました!
by Lo-Fi (2008-07-06 14:09) 

都市色

>Lo-Fiさん、こんばんは。
コメント&niceありがとうございます!
number girlお好きなのですね。
女性がメンバーにいるバンド、海外ではプリテンダーズやブロンディやスマパンやマフスとかカッコいいですね。
by 都市色 (2008-07-06 23:23) 

都市色

>アコさん、こんにちは。
nice ありがとうございます!!
by 都市色 (2008-07-17 07:26) 

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