『マリーナの夏/渡辺満里奈』 [邦楽女性アイドル/80年代]
こんばんは。
清涼感に溢れた夏のアイドルポップスの真打ち。
渡辺満里奈さんの『マリーナの夏』です。
洗練されたメロディ、アレンジ。
ソニー系アイドルポップスの至宝。
名曲ですね。
これも作曲家、岸 正之氏の代表作でしょう。
南野陽子さんの「話しかけたかった」も伊藤智恵理さんの「雨に消えたあいつ」も本日の作品も1987年の作品。素晴らしいですね。
アレンジは山川恵津子さん。
満里奈さんのサウンドは当時のアイドルポップスとはひと味違いました。
それは全て山川女史のアレンジによるものなのですね。
小林武史氏に通じる、少ない音色で成立するアレンジ。
満里奈さんの存在感、それは、なんというか、朝の通学時にいつものバスや電車で見かけるミッション系の女子校生というイメージ。近くて遠い距離感。
そんな親しみあるハイソ感のイメージを具現化した岸 正之氏のメロディ。岸さんはシングルB面曲を含めれば計六枚のシングルを手掛けています。初期の満里奈さんのサウンドイメージは実は山川&岸両氏に負うトコロが多いと思います。
この「マリーナの夏」や次のシングル「夏休みだけのサイドシート」を含む満里奈さんの2ndアルバム『EVERGREEN』は兎に角大好きなアルバムでして、タイトル通りの色褪せることのない素晴らしいアイドルポップスですね。岸正之さんと山川恵津子さんの最良の仕事ぶりが炸裂しています。岸さんの書かれたタイトル曲は一言で云えば「さわやか革命」ですね。衝撃的にポップです。
個人的にナンノさんの『VIRGINAL』、Qlairの『Less Filles』、そして満里奈さんの『EVERGREEN』はソニー系80年代アイドルポップスの至宝だと思っています。アイドル歌謡の独特な下世話さが皆無でお洒落で気品があって洋楽みたいにサラッとしているのですね。
満里奈さんやQlairには歌謡曲系の作家ではなく、若手のニューミュージック系の作家やアレンジャーを起用していたエピック・ソニー系の特徴でもありますが。
B面は『トロピカル・ジュース』。
作曲&アレンジは山川女史です。
アップテンポのキュートな作品。爽やかなバックのコーラス。
これも『EVERGREEN』収録曲。
どーでも良いのですが予備校時代、同じクラスに満里奈さんにホントにそっくりな女の子がいまして、片思いでした。ひと言も声かけられませんでしたねー。
嗚呼「予備校ブギ」…。
『マリーナの夏』《07・5H-345》〈作詞:秋元 康/作曲:岸 正之/編曲:山川恵津子〉(3’59’’)【1987】
タグ:岸正之
待ってました!という感じで、ホントに今の季節にピッタリのアイドルポップスですよね。
たしかにこの頃の満里奈さんの楽曲ってサラッとしてますよね。クドくないし、そこがイイんです。Qlairに通じますよね。
この「CD選書」のベスト・コレクション、僕も買いました。
映像も観ましたが、ホントに可愛いですよね。可愛すぎです!
予備校時代にそっくりな女の子がいましたか!そりゃ好きになりますよね~。僕だってそんなコがいたら間違いなく好きになりますよ。
by いとぞう (2008-07-26 21:06)
>いとぞうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
良い曲ですよねー。
「夕ニャン」からの映像。
可愛いらしさ120%で大ヒットです。
by 都市色 (2008-07-27 21:28)