『LOVE THE WORLD / Perfume』 [Perfume]
こんばんは。
最近のシングルも久しぶりに取り上げましょう。
オリコンのシングルチャートのトップを飾ったPerfumeのシングル。
今、世界で一番シングルが楽しみなグループかもしれません。
プロデューサー、中田ヤスタカ氏とパフュームの安定した蜜月ともいえる出来ですね。
最初聴いたときは、あんまり印象に残らなかったのですが、聴き返す度に魅了されました。
隅々にまでサーヴィスの行き届いた音響。
計算し尽くされたプログラミング。
アミューズや徳間ジャパンの期待と社運のプレッシャーはどこ吹く風、って感じで、スムースでフワフワとしたポップミュージック。
気合いは入っているけど気負いは感じられないのが良いですね。
メロディが可愛らしくてエフェクトされた三人の歌声との相性も良好。
それと、僕の記憶に間違いがなければ、ボコーダーから聴こえる男性らしきヴォーカルはこれまでなかった要素ですね。
cupsuleっぽいというのでしょうか。
♪一番星さがす 手が震えても
この曲はメロディ展開も豪華で
Aメロ-Bメロ-サビ-Aメロ-Bメロ-サビ-Cメロ-Bメロ-サビ-Cメロ。
Cメロまであります。コレはいわゆる大サビとも少し違う気がします。
歌詞で言えば
♪ have a nice day
be in a good mood yeh
in all the world
の箇所ですね。
このメロディもさり気なくキュートなので気に入ってます。
カップリングは『edge』。
シンプルなタイトル通り切っ先の鋭いディープ・ディスコサウンド。
繊細な印象のある『LOVE THE WORLD』と打って変わって、ストレートかつ迫力ある四つ打ちビートが脈打ってます。
Aメロを聴いて鹿取洋子さんの『ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ』（1980）を思い出してしまう僕はドップリ歌謡曲ファン。
三曲目は『LOVE THE WORLD』のバックトラック。
ただ流して聴いても心地よいし、ヴォーカルトラックを抜いても立派に作品として通用するサウンドですね。芸が細かいアレンジ。
四曲目は『edge』のエクステンド・ミックス。
中田ヤスタカ氏のDJ／リミキサーとしての本領が発揮されたような硬質でクールなミックス。
儚げなヴォーカルがさらに匿名的な響きを帯びてきて、聴いている自分とサウンドが同化するような錯覚に陥ります。
グイグイ耳が吸い寄せられます。
ジャケットもカッコ良くて、コンセプトは三猿の『見ざる 着飾る 岩猿』じゃない、『見ざる 聞かざる 言わざる』でしょうか。思慮深いですね。
先日、珍しくテレビドラマを観ました。途中からですが。
阿久 悠さんと「スター誕生」に関する内容でした。
とっても凝った映像処理と演出、見応えありで良いドラマでした。
演出は映画監督の金子修介氏。
前田 愛さんも終盤に出てきて平成ガメラファンはニヤリですか。
それはそれとしてPerfumeは平成のピンクレディ、なのかなと一瞬思いました。
ユニークな振り付け。
中田ヤスタカ氏は阿久悠氏とは遠いですが、売れっ子だし、ある意味歌詞が時代を透かしているような気もしますね。そしてまた都倉俊一氏でもある、と。ハンサムだし。
まぁ、忘れて下さい。
『LOVE THE WORLD』《TKCA-73330》〈作詞・作曲・編曲：中田ヤスタカ〉（4'30''）【2008】
ｐｅｒｆｕｍｅの楽曲はもはやハズレ無し！ですね。その完成度は本当に凄いです。とても覚えやすい楽曲だと思います。振り付けも可愛いですね。
中田ヤスタカ氏については実はまだあまりよく分かっていません。一度テレビでチラッと見た程度で。どんな方か興味あります。
by いとぞう (2008-08-05 21:41)
＞こんばんは、いとぞうさん。
コメントありがとうございます！
新曲も良いですね。
中田ヤスタカ氏はなかなかのイケメンです。
理知的だし切れ者だし、凄いですね。
by 都市色 (2008-08-06 19:21)