『SUNSET GIRLS / DE DE MOUSE』 [邦楽ロック/00年代]
こんばんは、引き続いて最近のシングルを。
DE DE MOUSE というミュージシャンの12インチのアナログ盤です。
このミュージシャンについては全くと言って良い程の無知です。
あしからず。
いつも、グローバルに聡明かつユニークな切り口で音楽を紹介されているショック太郎さんのブログで興味を持ちました。
最近12インチがたまたまリリースされたのでジャケットにも惹かれて即購入。
あたりでした。限定アナログ盤に弱い奴。
とっても夏の雰囲気にぴったりな和みの叙情派エレクトロニカ。
オリエンタルで雅びなメロディとシンプルなデジタルのリズムの逢瀬にきらびやかな七色のシンセの音色が降り注ぎます。
日本のおとぎ話の抒情的な世界観、日本人のDNAに記録された「郷愁」を人工美でカットアップ。
リアリズムを追求した背景より、書き割りの舞台セットの方が臨場感を上手く伝えることがあるように、滅びつつある懐かしい風景をヴィヴィッドかつロマンティックにデジタルサウンドでつまびらかにします。
異次元の明るい未来に続くようにハッピーな電子音。
A面の一曲目は『EAST END GIRL』
モンゴルの民族に伝わる独特な発声法、ホーミーっぽい音のヴォーカルがします。
ホーミーって小西康陽さんの90年代にやっていたFMラジオのスポンサーのクボタのCMで知っていました。
解読不明な女性のヴォーカルによるホーミーの響きが実にプリミティヴでノスタルジックなサウンドに新しい風を送り込んでいます。
実験的ながらオーソドックスな風格も持ち合わせています。
二曲目は『SWALLOWTAIL BRIDGE』。
おとぎ話のサウンドラックのようなドラマティックなワクワクする展開のインスト曲。
端正で耽美的なエレクトリカルパレード。
B面の二曲はリミックス集です。
「LIGHT NIGHT DANCE」の大沢伸一氏によるリミックス。
もう一曲は、「SUNDOWN RIVER」のI AM ROBOT AND PROUDによるリミックス。
二曲のオリジナルを聴いたコトがないのでリミックスのレヴューは割愛させて頂きます。
エレクトロニカ/テクノ音楽に興味がない人の耳にも魅力的に訴えかけるサウンドだと思います。
地方の自治体でDEDE MOUSE を盆踊り大会でガンガン流してみたら如何でしょうか。
きっと若者たちだけじゃなく、シルヴァーでオールダーなボンダンス・ピープルのフレッシュなハートをコンドル・キャッチするやもしれません。
21世紀の納涼シーズンは DE DE MOUSEが変える!!
スミマセン、テキトーなことばっかり書いて。
http://www.myspace.com/dedemouse
『EAST END GIRL(keep singing)』《DDM-A-1》〈witten & arranged by DE DE MOUSE〉(5'38'')【2008】
デ・デ・マウスは、アルバムも素晴らしいんですよ。でもオマケのリミックスは余計だったかなぁ、というくらいにオリジナルの方が全然素晴らしいです。初回盤のみDVDが数曲分あるんですが、どれも日本の夏を感じるイマジネーション溢れるイラスト映像で、熱い夏を涼しく過ごすにはピッタリです。
by ショック太郎 (2008-08-14 09:48)
>ショック太郎さん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
DE DE MOUSEのアルバムも是非聴いてみたいですね。
初回盤、まだあるかな。
映像も中々凝ってますよね。
by 都市色 (2008-08-20 13:19)