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『風は秋色/松田聖子』 [邦楽女性アイドル/80年代]

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こんばんは。
秋、真っ逆さま、いや、真っ盛り。
今夜は聖子さんの秋の歌。
サードシングル「風は秋色」を。
もう、秋風はだいぶ肌寒く感じられるようになってしまいましたが。
聖子さんの秋の歌と云えば即座に「風立ちぬ」が思い出されますが、
爽やかな秋風が吹き抜けるようなフットワークの軽い「風は秋色」も素晴しいですよ。

聖子さんの歌唱力は既に完成されていて、表現力もありますね。
作詞は三浦徳子さん、作曲は小田裕一郎氏。
松本 隆体制以前の作品もクオリティにおいて遜色はありません。

つむじ風が巻き起こるようなイントロのストリングス。
サビの疾走感溢れるメロディとリズム。
AメロとBメロで少しテンポがダウンします。

♪泣き虫なのは あなたのせいよ

この辺でちょっとウェットになってグッと感情が高まりますね。この唄い方が聖子さんらしい。
そして徐々にまたテンポが速くなり、サビで走り出すのが心地好いですね。




完璧なアイドルの一挙手一投足。

B面は「Eighteen」。
平尾昌晃氏の作曲。
水谷 豊さんのシングルに続いてご登場願いました。
オールディーズのヒットパレードにおけるガールポップスの典型のようなドリーミィな可愛らしい曲。
イントロのshalala......コーラスがくすぐったい。
大滝さんが書きそうな曲ですね。
アルバム『風立ちぬ』のA面を予感させます。
18才というより、16才って感じがします。



初々しい聖子さんです。
ブリッコだろうがなんだろうが大歓迎です。
時空を超えてアイドルです。
こういう世界観を21世紀に蘇らせることは可能なのでしょうか?
現在の聖子さんは「女王」の風格が漂いますが、いつまでも「少女」のハートも忘れていないトコロが同性のファンを魅了する一因かもしれません。

『風は秋色』《07SH-866》〈作詞:三浦徳子/作曲:小田裕一郎/編曲:信田かずお〉(4’08’’)【1980】
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コメント 2

いとぞう

秋ですね~。「風は秋色」も名曲ですよね!
「風立ちぬ」の頃は少し声がかすれ気味で、そこがまたあの曲の雰囲気にあってたと思いますが、この曲の時は実に伸びやかな声がよく出ていますよね。

松本隆体制以前のこの布陣は初期の聖子さんの良さをうまく構築していると思います。「Eighteen」もイイですね。自転車に乗って爽やかな風を受けながら聴きたいような曲。

この世界観は聖子さんの歌唱・表現力と、作詞・作曲の作家たち、それからプロデューサー全てが一体となって”松田聖子というフィクション”の素晴らしい世界を創っていた、と思います。理想的な架空の世界を。これは何年経っても色褪せないです。



by いとぞう (2008-11-01 17:19) 

都市色

>いとぞうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます!
「裸足の季節」「蒼い珊瑚礁」「夏の扉」「チェリーブラッサム」などなど、季節感のあるシングル展開も良いですよね。
そういえば「蒼い珊瑚礁」、CMで深キョンが唄ってましたね。
とってもチャーミングな唄と映像でした。
写真集買おうかな。
by 都市色 (2008-11-02 19:15) 

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