『MY EVER CHANGING MOODS / THE STYLE COUNCIL』 [英国ロック/80年代]
こんばんは。
今夜は“様式評議会”のシングルを。
熱血漢、ポール ウェラー氏と相棒ミック タルボット氏とのユニット。
彼らの代表曲。
これは12インチシングルです。
この「my ever changing moods」はなんというかカッコいい12インチの代表って感じですね。
インディゴのジャケットもハンサムです。
曲は都会的でしなやかなジャジーでソウルなダンスナンバー。
何度聴いても胸の高まりを抑えきれません。
KEEPS ON BURING!!!
イントロのウェラー氏のギターカッティングとタルボット氏のシンセベース&エレキピアノがモノトーンでクールな印象。
スティーヴ ホワイト氏の跳ねるドラムのスティックの乱れ打ち。
クールさを装いつつも情熱を隠しきれないウェラー氏のヴォーカルもナイスです。
ノーザンソウルへの愛情溢れる演奏。
カーティスの『MOVE ON UP』の影響が垣間見られますね。
彼らの1stアルバム“喫茶 青”ではしっとりとしたピアノの弾き語りのバラード調にアレンジされていました。
このシングルバージョンのアレンジをフリッパーズの二人は「バスルームで髪を切る100の方法」で参考にしていますね。
ウェラー氏若い!
もう、いちいち気障でカッコいいですね。
ホーンセクションの女の子たちも英国風にキュートですね。
この映像は違いますが、この曲のオリジナルヴィデオクリップをコレクターズが「TOUGH」のヴィデオクリップでパロってます。
B面には二曲収録されています。
まずは『SPRING, SUMMER. AUTUMN』。
ウェラー氏のアコギの弾き語り、英国フォーク風。
秋の訪れを感じさせるナイーヴさとリリシズムを湛えています。
水彩画の如き間奏のタルボット氏のオルガンソロ。
甘美な小曲。
続いては『MIC'S COMPANY』
タルボット氏のファンキーなエレキピアノプレイをフィーチュアしたインストナンバー。
気分はブライアン オーガーまたはジョージィ フェイム。
このシングルを聴くと、大学一年当時にこのレコードを手に入れた西新宿の輸入盤屋さんを思い出します。英国のニューウェイヴやパンクやギターポップやネオアコに明るい店でした。あの頃の西新宿の中古盤街は賑やかでした。
あとどーでもよいですが、「スタカン」という略称はあんまりカッコ良いと思えません。六金音ぽくて。「アジカン」とか「ナンバガ」とかいう呼び方みたいに粋じゃないですね。
『MY EVER CHANGING MOODS』《TSCX-5》〈Composed by PAUL WELLER〉(5'43'')【1984】
いつ聴いてもいい曲ですね。
見た目も、今でも変わらないかっこよさ。
すごいですね。
by Lo-Fi (2008-10-26 19:17)
>Lo-fiさん、こんにちは。
コメント&niceありがとうございます。
いつ聴いても良い曲。
never changing moodsと云う感じですね。
ウェラー氏の現在までの旺盛なクリエイティヴィティ。
見事ですよね。
英国ロックの重鎮の貫禄。
by 都市色 (2008-10-27 18:00)