『YOU AND ME/キリンジ』 [キリンジ]
こんばんは。
今夜はキリンジ。
秋の黄昏どきから真夜中に相応しいメロウチューンを。
ファンキーでクールな演奏。
ドラムが矢部浩志氏 from カーネーション。
ベースが沖山優司氏 元ジューシィフルーツ、ビブラストーン。
キーボードが森 俊之氏。
軽い不意打ちような、森氏のクラヴィネットのイントロが好きです。
ラフなセッション風景を鮮度そのままに密封したような感じが良いです。
アレンジは冨田恵一氏、堀込兄氏&弟氏の連名になっていますね。
堀込弟氏による
鼻歌のようなリラックスした歌唱がいいですね。
間奏のトーキングモジュレーターも弟氏によるもの。
ポーカーフェイスなヴォーカルとは一転して酩酊感に溢れています。
70年代っぽい感じで良いです。
夢とうつつの境があいまいな真夜中の開放的な気分に身を任せて、切なく甘いメロディに酔いしれます。
至福のグルーヴに漂います。
この曲は東芝時代(2003〜4年)の作品でシングルオンリーですね。
シングル自体も廃盤で入手しづらいのですが、年末にリリース予定の10周年記念の二枚組ベストアルバムには収録予定なのでお楽しみに。
このシングル、ジャケットが電光掲示板?みたいなんですけど、ケースのCDを固定するトレイを外すとこんな裏ジャケが隠れています。
判りづらいですけど、電気装置の配線ですね。
まぁ、だからどうしたと云われればそれまでなんですけど。
二曲目は「YOU AND ME 」のインスト。
心地好い演奏が堪能出来ます。
三&四曲目は2003年秋に催された武道館公演から。
『嫉妬』と『繁華街』。
『嫉妬』はプログレ風の兄氏よる作品。
キリンジの新境地。
大所帯のバンドによるスリリングな演奏が聴けます。
次いで『繁華街』。
この曲は初期の楽曲で弟氏の作品。
ノワールな異国情緒漂うミディアムナンバー。
二曲とも2003年のアルバム『FOR BEAUTIFUL HUMAN LIFE』にオリジナルバージョンが収録されています。
武道館の公演のライヴアルバムも出ていますがこの二曲はそのアウトテイクです。
因みに僕はこの武道館公演を観に行きました。楽しい夜でした。
同行してくれた大学時代の友人 Y氏、もしこの駄文を読んでいたら連絡下さい。
『YOU AND ME』《TOCT-4719》〈作詞・作曲:堀込泰行/編曲:冨田恵一、堀込泰行&堀込高樹〉(6'10'')【2004】
>Lo-fiさん、niceありがとうございます!
by 都市色 (2008-10-27 17:41)
>うっちさん、nice ありがとうございます!
by 都市色 (2008-10-31 19:04)