『愛のオーラ/真心ブラザーズ』 [邦楽ロック/90年代]
こんばんは。
まごころを君に。
真心ブラザーズの秋のシングル。
晩秋の黄昏どきに恋しくなるメロディ。
『愛のオーラ』です。
自然体気質、YO-KING氏の夕焼けメロディ。
人懐っこく、ぶっきらぼうな語り口の唄に心を許していまいます。
YO-KING氏の唄には独特の味わいと説得力がありますね、倉持節ともいえましょうか。
肩の力の抜け加減が良いですよね。
フットワークの軽さ。
履き心地の良いスニーカーのような軽やかさ、キレを歌に感じます。
♪どこでも早くたどりつける 愛のオーラ身につけている
でも歩く速度は君を気遣いながら〜
愛する女性を得た、幸せに満ち足りた無敵な男の心の余裕、何気なくみせる優しさ。
ゆったりとミディアムテンポ。
メロウなほろ酔い加減のグルーヴ。
この幸福者!
僕にもハピネスを分けて頂きたい、どうか。
カップリングは相棒、桜井秀俊氏によるパワーポップ『Sound of Love』。
職人気質、桜井氏の爽やかで弾けるようなメロディ。
非凡なメロディセンスが光っています。
鼻歌のようなヴォーカルも桜井氏。
倉持&桜井両氏によるラヴソング二本立て。
直球な倉持氏と、変化球な桜井氏のそれぞれのメロディセンスの際立ちが顕著なシングルです。
そしてグルーヴィなベース担当は沖山優司氏。
この二曲は彼らの1998年リリースのアルバム『I WILL SURVIVE』にアルバムミックス仕様で収録されています。
僕の大好きなマンガ家、すぎむらしんいち氏の書き下ろしジャケットも素晴らしいポップアルバムです。当然、真心の二人も漫画フリークですぎむら漫画のファン。
余談ですが、この時期、すぎむら氏は『超学校法人 スタア學園』を連載中でした。先の読めないリアルタイムコミックでした。君はブリーフブラザーズを知っているか?
現在モーニング誌上で連載中の『ディアスポリス -異邦警察-』も破格の面白さ。現代をリアルかつコミカルに描くことにかけてこのマンガ家の右に出るものはいませんね。最新刊10巻発売中!!って何の話題でしたっけ。
『愛のオーラ』《KSD2 1168》〈作詞・作曲:倉持陽一/編曲:桜井秀俊〉(5'20'')【1997】
ディアスポリス-異邦警察 10 (10) (モーニングKC)
- 作者: すぎむら しんいち
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: コミック
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