『輝く瞳／TAKU』 [アニメソング]
こんにちは。
60時間のご無沙汰でありました。
日本サンライズ系アニソン特集の最終回。
今回は『巨神ゴーグ』。
1984年の作品です。
この年は「エルガイム」「バイファム」「ボトムズ」そして「ゴーグ」の四作品がオンエアされていたことになります。ヴァラエティに富んで、『量』だけじゃなく『質』も充実していましたね。
この作品は安彦良和氏が原作、監督、キャラクターデザイン、作画を担当しています。
映画『クラッシャー ジョウ』でも監督、キャラデザイン、作画を担当していますが、原作は高千穂 遥氏です。
『ゴーグ』も静岡ではオンエアしてなくてテレビ愛知で観てました。
冒険家の父の意志を継ぎ、南国の謎の島、オウストラルを探検する少年、田神悠宇と島の謎の巨神「ゴーグ」との出逢いと交流。
ゴーグを巡って悠宇と仲間たち、そしてマフィアや怪しい企業が絡んできます。
リアルロボット系のオーソリティと言えるサンライズ作品とは一線を画す謎の蒼い巨神ゴーグ。
ゴーグ自体が意志を持ち、自らの思考や精神に則って動くのがロボットを操縦するこれまでの作品と異なります。神秘的なゴーグの造形も魅力的ですね。
オウストラル島に秘められた謎とは？
血湧き肉踊るロマンを感じさせる物語。
イケイケな80年代の流行からは逸れていますがけれど、夢のある冒険譚として素晴しい作品でした。
丁寧に作られたストーリィと作画の高いクオリティ。
安彦良和氏のデザインは良いですよね、何か見ていてホッとします。
登場人物の人懐っこく豊かな表情と線のしなやかさと柔らかさ。
そして美しさ清らかさ。
天才ですね。
再評価されるべき名作だと思います。
三年前にDVDボックスが出たんですが、買い逃してしまいました。
再発されないかな。
ブルーレイでも良いから。
さて、A面はオープニングの『輝く瞳』。
爽快感溢れる主題歌ですね。
ヒットメイカーの康 珍化、鈴木キサブロー諸氏らによる楽曲はノリの良い明快なロックサウンドでワクワクします。唄っているのはTAKUと云う名前の男性シンガーで、この方に関する詳細は判らないのですが、力強くフレッシュな歌声が魅力的です。
B面はエンディングテーマ『BELIEVE IN ME, BELIEVE IN YOU〈君を信じてる〉』。
同じく上記の作家コンビの作品で物語の終りに相応しい穏やかなバラードです。
悠宇とゴーグの心が通じ合っている様な優しいメロディです。
この曲を唄っているのはSTEAVEさん。この方も詳細は不明です。
男らしい歌唱です。
http://jp.youtube.com/watch?v=Gti225UGtCs
現在、安彦氏は「ガンダム エース」という雑誌でファーストシリーズを劇画化した「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を執筆されていますが、再び安彦氏の原画でガンダムの世界観を楽しめるなんて至上の幸せだと思います。
天才のデッサンとペンタッチを堪能出来ます。
「ゴーグ」も漫画で読んでみたい気もします。
「コミック ボンボン」で連載されてましたが安彦氏の絵ではありませんでした。
そう、今回サンライズ作品を取り上げてみて判ったのは80年代初頭、「コミック ボンボン」から僕はかなり影響を受けていたと云うコトです。上記のサンライズ系アニメやプラモデルやラジコンの情報はこのコミック雑誌抜きには考えられませんでした。「プラモ狂四郎」ですよね。当時毎月購読してました。それから「コロコロ コミック」も。「コロコロ」も好きでしたね。藤子不二雄漫画を浴びるように読んでました。
という訳で4回に渡って日本サンライズ作品のシングルを取り上げてみました。
大したコトは書けませんでしたが、僕の好きな曲ばかりで今回も自己満足度100％。
「ガンダム」以外にも魅力あるアニメが沢山ありますね。
他にも取り上げてみたいサンライズのシングルがありますので次回をお楽しみに！
アニソン特集はもう少しだけ続きます。
『輝く瞳〈BRIGHT EYES〉』《KV-3051》〈作詞：康 珍化／作曲：鈴木キサブロー／編曲：萩田光雄〉（3’14’’）【1984】
タグ：日本サンライズ
この時代はガンダムで燃え尽きてしまったのか、サンライズ系のアニメからは離れてしまっていました・・ガンダム以外にも名作がたくさんあったんですね。今思えば観ておけば良かったかな、と思います。安彦良和氏のタッチは僕も好きです。
主題歌もイイですね。康珍化さんや鈴木キサブローさんの名前はこの頃のＪポップでもよく見かけた名前ですよね。
「コロコロコミック」は僕も藤子作品大好きで小学生の頃に毎月愛読してました。読者投稿ページに載った事もあるんですよ。自分では載った事全然気づかなくて、友達が発見して教えてくれた（笑）
by いとぞう (2009-01-19 20:44)
＞いとぞうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます！
70年代終りから80年代初頭のムードって未だにワクワクしてしまいます。
漫画もアニメも、そしてそこから垣間見える（聴こえる）音楽。
楽しかったなぁ。
そう、このアンソン特集は「昭和」に関する僕のクロニクルかも。
by 都市色 (2009-01-20 19:13)
＞takagakiさん、こんばんは。
はじめまして。
niceありがとうございました。
by 都市色 (2009-01-20 19:14)