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『神々 LOOKS YOU / Base Ball Bear』 [邦楽ロック/00年代]

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こんばんは。
今夜も映画の主題歌ネタ。
『おっぱいバレー』を観に行った日にもう一本、
『鴨川ホルモー』という映画を観たのですが、
その映画の主題歌です。


『おっぱいバレー』同様、人気小説が原作の映画で、
京都大学に古くから伝わる謎の文化サークル『京都青龍会』に入会することになった新入学生たちの涙あり笑いありの青春コメディって感じです。京の都に古くから伝わる陰陽道が物語とユニークな関わりを持っています。
僕は何と云うか、うだつの上がらない学生や若者たちが集団で馬鹿馬鹿しいコトに夢中になっている喜劇映画が好きです。
「スウィングガールズ」「サマータイムマシン ブルース」「リンダ リンダ リンダ」「ロボコン」「GSワンダーランド」とか。
「おっぱいバレー」も「鴨川ホルモー」もこのテのコメディにカテゴライズ出来るかもしれません。
「鴨川ホルモー」は作品として、演出が原作や俳優の個性や面白さを完全に活かし切れているとは云えないのですが、僕はそれなりに楽しめました。概ね好きな作品です。
栗山千明さんの魅力バクハツな映画でしたからね。
「GSワンダーランド」でも素晴しかったですね。

さて、前置きが長くなりました、
シングルについて。
主題歌を担当している、Base Ball Bearという四人組の若手バンド。
何と云うか、轟音青春ギターポップバンド!
このブログには珍しいごく最近のバンドですね。
爽快なメロディと若々しい荒ぶる演奏力が魅力です。
サウンドやメンバー構成から、NUMBER GIRLの影響下にあるバンドと言えますね。
しかしNUMBER GIRLにはない、清涼飲料水の如きメロディセンスがキラリと光ります。
その魅力はこのシングルにも遺憾なく発揮されています。
歌詞の内容も映画の世界観に関わりがあります。


ヴォーカル、ギター、ソングライティングを手掛ける小出祐介さんの放つ胸元を抉る豪速球メロディ。
青春まっしぐら。
ベース担当の関根史織さんの流れ星が瞬くようなコーラスも大いに魅力的です。
関根さんは先程述べた「リンダ リンダ リンダ」にも出演していますね。
バンド自体の演奏力も切れ味鋭いです。

シングルのその他の楽曲について。
二曲目は『image club』。
巧みなバンドアンサンブルが印象的なロックチューン。
演奏だけ聴くとNUMBER GIRLと思ってしまうのは幸か不幸か。
それだけ演奏が上手いと云うコトなのですが。

三曲目は『BOY MAY CRY』。
こちらはBase Ball Bearの王道みたいな溢れる情熱のメロディを湛えたラヴソング。
小出さんの蒼いソングライティングが眩しい。
鉄板ギターのカッティングも耳に心地好いイントロ。
こういういかにも青春まっただ中な曲が彼らの真骨頂なのだと思います。

上記の楽曲以外にもCD-EXTRA仕様で彼らの昨年の渋谷CCレモンホールでのライヴの模様が収録されています。そちらに収録されていた曲はあまり僕好みでありませんでした。NUMBER GIRLっぽいのですね。いや、僕はNUMBER GIRL大好きなんですよ。

大学時代にこういうバンドに出会っていたら、もっともっとハマって聴いていると思います。
彼らの蒼さが僕には眩し過ぎます。
斜に構えて捻くれたりしないでこれからも、青春のメロディでもっとまぶしがらせて欲しいですね。

『神々 LOOKS YOU』《TOCT-45002》〈作詞・作曲:小出祐介/編曲:Base Ball Bear 、玉井健二〉(4'51'')【2009】



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