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『EMOTION POTION / THE BAWDIES』 [邦楽ロック/00年代]

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こんばんは。
Base Ball Bearに続いて、最近の新しいバンドのニューシングルを取り上げましょう。
THE BAWDIES!
一聴しただけではリヴァプール出身の60年代のマージービート系のバンドと勘違いしてしまいそうですが、さにあらず。
2006年にインディーズからデヴューした、日本の20代の若者によるバンドなのですね。
当時彼らのデヴュー盤を聴いたときは、黒っぽいヴォーカルとJIM君とイケメンな顔のギャップに驚きました。吹き替えみたいに最初は違和感ありました。
それはともかく。
リトル リチャード、チャック ベリー、ボ ディドリーなど、純粋なロックンロールのオリジネーターたちのレガシィの伝承。
ザ・ストライクス、ニートビーツ、ミシェル ガン エレファントなど、和製ビートバンドの系譜を継ぐバンドとも言えるでしょう。
洋楽にも色んなジャンルがあるのに流行のヒップホップとかレゲェとかではなく、ヴィンテージなR&Bを選択するのが都会っ子らしくて良いですね。
作曲を担当するベースのROY君の楽曲はロックへの敬愛を感じさせながらも単なる懐古主義になってないですね。
細身のスーツをバシッと決めてヒップでグルーヴィーな四人の熱い演奏。
ソリッドでタイトなイキのいいロックンロール。
破壊力満点のガレージサウンドを瞬間密封。

四月にメジャーからデヴューすることになり、景気付けのシングルリリース。
今回紹介するシングルはCDでは発売されず、ダウンロード配信と限定7インチのみ。
勿論、僕が持っているのは7インチです。三月にリリースされました。
プロデューサーにラヴ サイケデリコのNAOKI氏を迎えての第一弾。
A面の『EMOTION POTION』。
メジャーデヴューと云う気負いはなく、のびのびとシャキシャキと弾けています。
アップテンポのリズムが腰に来ます。
ジャカジャーン!!と耳を轟かすエレクトリックギター。
先鋭的な演奏。
そして飛び散る唾まで黒そうなエネルギッシュでソウルフルなヴォーカル。
若い馬力が荒れ地を爽やかに切り開いていきます。



B面は『NOBODY KNOWS MY SORROW』。
CCRやストーンズっぽい南部の泥臭くも軽快なロックチューン。
渋いぜ!
終りなき広大なハイウェイをかっとばしているみたいにゴキゲンです。
この若さでこの貫禄、う〜ん、年齢詐称してない?

ロックンロールが生まれて半世紀近く、根源的なR&Rの魅力はいつになっても新しいし、万国共通なのですね。

『EMOTION POTION』《SEZ-3011》〈Written by RYO WATANABE〉(3’40’’)【2009】


THIS IS MY STORY

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2009/04/22
  • メディア: CD



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