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『ブラック サンド ビーチ/加山雄三とザ ランチャーズ』 [邦楽ロック/60年代]

BSB.jpg

こんばんは。
夏だ!
エレキだ!
若大将だ!!
と、言う訳で今夜は加山雄三さんです。

音楽家としての加山さんも素晴しいですね。
十代の頃は単なる往年のスターって感じで取り立てて興味を持ってなかったのですが、
大学生の頃にこの曲を聴いてカッコ良さにノックアウトされました。
当時「ブラックサンドビーチ」とこの曲の再演版「ブラックサンドビーチ’94」を収録した、加山さんのギターインストだけをまとめたコンピレーションを買って良く聴きました。
今でも夏になると聴いてしまいます。
素晴しいです。
そのあと「若大将シリーズ」をアレコレ観たり。
達郎さんもアルバムで加山さんの曲をカヴァーしたり。
加山さんの音楽にハマり出しました。
加山さんが出演した成瀬巳喜男監督作品『乱れる』『乱れ雲』も傑作。
素晴しいですね。
加山さん以外の役者では成立しない魅力があります。

さて、このシングル。
このアナログ7インチ、とっても音が良いのです。
音圧がスゴいことになってます。粘りがあります。
ブルージィでソリッドな音色。
荒っぽくザラついた感じがいいですね。
卓越したギターテクニック。
攻撃的に切り込んで来るギュンギュン!とシビれるエレキギター。
サーフィンサウンド。
疾走感と重量感。
荒ぶる衝動。
ロックン ロール以外の何物でもないですね。
バックの演奏を担当するザ ランチャーズのグルーヴも素晴らしい。
国産エレキギターインストの屈指の名曲。



「エレキの若大将」のハイライトでもお馴染みですね。

B面は『ヴァイオレット スカイ』。
こちらもカッコ良いギターインスト。
朝焼けの紫の空(ヴァイオレット)と、いうよりはジリジリと焼けつく陽射しの不穏さが表現されている気がする、渋くユニークなメロディです。
グッとタメの効いたミディアムテンポで、ドッシリしたパワーが漲っています。

この曲にも加山雄三、もとい弾 厚作の高い音楽性が感じられます。
他にも弾 厚作の好きな作品があるので機会があれば取り上げてみたいです。

同じことをコレまでにも書いたかもしれませんが、
かまやつさんといい、加山さんといい、そして荒木一郎さんといい、
日本のポピュラー音楽界における、自作自演歌手の草分けのご三方は育ちの良い都会的なお坊ちゃんで、多彩な才能を持った天才ですね!
彼らのことを真のマルチタレントというのですね。
親の七光りの庇護のもとでしか生きられない今の偽タレント、もとい二世タレントとは大違いです。

若大将フォーエヴァー!!

『ブラック サンド ビーチ』《TP-1194》〈作曲・編曲:弾 厚作〉(2'14'')【1965】


ブラック・サンド・ビーチ/加山雄三 with ランチャーズ

ブラック・サンド・ビーチ/加山雄三 with ランチャーズ

  • アーティスト: 加山雄三withランチャーズ,弾厚作
  • 出版社/メーカー: Dreamusic
  • 発売日: 2002/05/22
  • メディア: CD



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コメント 6

kimiko

出ました、若大将!
実は、私は加山雄三さんの隠れ大ファンです(いや、逃げも隠れもしませんが)

加山さんの歌声にシビレています(*^^*)
by kimiko (2009-08-12 16:44) 

都市色

>kimikoさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
良いですねぇ、加山さん。
頼もしくて男らしいですね。
今度は加山さんの歌ものを取り上げてみたいと思います。

by 都市色 (2009-08-12 17:05) 

うっち

いゃ〜まいったな〜(笑)
この曲たまらなくカッコイイですよね♪
個人的には多羅尾伴内楽団のバージョンの方が馴染み深いのですが。

実は親父が若大将好きで、当時の愛車ケンメリのカーステでさんざん聴いてました。
おかげでこちらも洗脳されましたよ。
どの曲も大好きです。

それにしても加山さんがギター弾くときの左手の親指使い!
ついついそこに目が行ってしまいます。
by うっち (2009-08-12 22:56) 

都市色

>うっちさん、こんにちは。
コメント&niceありがとうございます!
多羅尾伴内楽団の二枚目は夏に聴きたいですねぇ。
村松邦男さんのギターも良いです。
やはり若大将は当時の若者たちの憧れですね!
by 都市色 (2009-08-14 12:03) 

チェリオ

永遠の若大将、加山雄三、映画若大将シリーズでは主人公雄一でしたがこれがまたかっこいい!京南大学では成績優秀スポーツ万能、歌にエレキにまさしく青春を謳歌している若大将です。まず、主人公演じる田沼雄一と俳優であり作曲家でもある加山雄三と弾厚作は同一人物だと言っても過言ではないぐらいぴったりフィッティングしていたのです。田中邦衛演じる青大将とのからみもとってもおもしろく楽しいシーンでした。澄子さんとの恋愛話がもちあがると青大将は若大将に対して競争心やライバル意識をメラメラと燃やしあがらせるのです。ほんとうに理想的で大変うらやましい青春時代劇でした。
ちなみに、わたくしは明後日の誕生日に満61才を迎える男性です。若大将と加山雄三の歌曲は自分にとって今もなお心の青春であり続けています。
by チェリオ (2012-11-17 15:05) 

都市色

>チェリオさん、こんばんは。
はじめまして。
コメントありがとうございます!
そして誕生日おめでとうございます!
お返事が遅れまして申し訳ありません。
加山さんの凄さはオトナになるほど感じます。
スケールの大きな方ですね。
映画も観ました。
東宝映画の明るい世界は独特で楽しいです。
加山さんの作られた曲も今でも瑞々しい光を放っていますね。
by 都市色 (2012-11-21 18:39) 

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