SSブログ

『悟空の大冒険マーチ/ヤングフレッシュ』 [アニメソング]

悟空.jpg

スリー、
ツー、
ワン、
ゼロ、
ドカーン!!!!!

と、云う訳で今夜の手塚治虫作品は『悟空の大冒険』(1967)です。
アニメ「鉄腕アトム」の後番組で放送されました。
手塚漫画「ぼくのそんごくう」が原作ですがキャラデザインや内容等、アニメ向きに一新されています。
1960年にも東映動画で映画化されたときも手塚先生がキャラデザインや絵コンテで参加されていますが、それともデザインや内容が異なります。
演出は東映出身で虫プロへ移った杉井ギサブロー氏(「タッチ」「銀河鉄道の夜」)。
勿論僕はリアルタイムでは観ていません。
小学生の頃に、再放送を楽しみました。
悟空、三蔵法師、八戒、 沙悟浄等のコミカルで個性的なキャラクターセンスは手塚先生ならでは。
それとマスコット的な竜子。沙悟浄は河童じゃなくて、宝探しの風変わりなおじさんなんですよね。
アチャラカ、ドタバタ、スラップスティックな展開が子供心に楽しかったものです。
アニメというよりカトゥーンという表現に近いかも。

そして音楽もアニメの内容にピッタリな出来。
宇野誠一郎氏が音楽を担当しています。
宇野氏も虫プロ作品を多く手掛けられている方で、現役ですね。

A面にはオープニングテーマの『悟空の大冒険マーチ』。
元気なカウント ダウンから、
急展開のジェットコースターのようなサウンド、メロディ。
ストリングスとホーンの追いかけっこみたいなアレンジが冴えてます。
まるでおもちゃ箱をひっくり返したような。
早口言葉のような歌詞も楽しいですね。
作詞は吉岡 治氏
聴くと元気になります。
歌うのはヤングフレッシュと云う合唱団。




更に、A面の二曲目にはエンディングテーマの『悟空が好き好き』。
こちらも吉岡&宇野コンビによる曲で、一度聞いたら忘れられないユーモラスな感じです。
悟空の大冒険を観たらどんな子供たちも夢中になってしまうという内容の歌詞。
「カモネ!」というところが可愛いですね。



B面には劇中の挿入歌の『悟空がやって来る』。
こちらは作詞は同じく吉岡氏ですが、山崎 唯氏が作曲と唄を担当しています。
ちょっと朗らかでオリエンタルなメロディが印象的です。

連日こう云う昔のアニソンばかりを聴き返していると、上手く云えませんが今のアニメソングが一つの方向に偏ってしまい過ぎている気がします。

『悟空の大冒険マーチ』《SCS-18》〈作詞:吉岡 治/作曲・編曲:宇野誠一郎〉(02’39’’)【1967】
タグ:手塚治虫
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 1

コメント 2

びっけ

手塚アニメの中でも一番好きなアニメです。
でも、都市色さんの記事を読んで、この作品にはあまり手塚治虫が関わってないのね・・・と知りました。(^^;
このハチャメチャ元気なキャラといい、音楽といい、最高ですわ。
エンディングテーマは、今も愛唱歌です。(笑)
・・・私はリアルタイムで見てました。(^^;
by びっけ (2009-09-09 00:50) 

都市色

>びっけさん、こんばんは。
アニソン特集へようこそ!
コメント&NICEありがとうございます。
エンディングテーマは近年、牛乳のCMソングにも替え歌で使用されたそうです。今でも人気があるのですね。
手塚先生はあまり関わられていないですが、やっぱりあのユーモラスな世界観は手塚ワールドに間違いないでしょう。
by 都市色 (2009-09-10 01:24) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。