『OOO BABY BABY / SMOKEY ROBINSON & THE MIRACLES』 [ソウル/60年代]
こんばんは。
今夜もスウィートソウル レヴュー。
ミラクルな名曲を。
スモーキー ロビンソン&ミラクルズの珠玉のバラード『OOO BABY BABY』。
天才、ウィリアム“スモーキー”ロビンソンの代表曲。
ドラマティックなストリングスが鳴り響くイントロにグループの『♪Wooo la la la』コーラスがしっとりと重なります。
♪僕は君に過ちをおかしてしまった
浮気な僕の気持ちは君から離れて遊びの末に君を本当に失ってしまった
ああ どんな代償を支払えば済むというのだろう 泣きそうだ
♪Ooo baby baby〜
サビのシンプルなフレーズがこの上なくやるせなく響きますよね。
言葉にならない。
少しかすれ気味のスモーキー氏の声がセクシーで魅力的ですね。
失恋の痛手に咽ぶ美しいファルセットが寄る辺なく切なく宙を彷徨います。
スウィートなメロディにハートがとろけそう。
エンディングの儚いファルセットもいいですよねぇ。
聴く度にため息が出るほど、悲しく美しい曲です。
B面は『The tracks of my tears』。
こちらも名バラード。
滋味深く始まるエレキギターのイントロが味わい深いですよね。
そして「♪ドゥルル〜ル」とメンバーの低音のコーラスを従えて軽やかなスモーキー氏のハイトーンのリードヴォーカルの『ルールー』が対照的に響きます。
失恋を乗り越えようと、平静を装う男の笑顔の裏の深い悲しみ。
その引きつった笑顔の意味。
とても素晴しい歌詞ですね。
♪だから 僕の顔をよく見て
君には僕の場違いな微笑みがわかるはず
もっと近づいて見て、僕の瞳の涙の跡を理解出来るはず
君が必要なんだ、とっても
歌詞はボブ ディランからも高く評価を受けてますし、ジョン レノンも彼のファンですね。
今回の二曲を収録したアルバム『Going to a go-go』はとっても大好きなアルバムでこれまで何度聴いたか分からないほどです。
タムラ/モータウンの全てのアルバムの中でも屈指の一枚でしょう。
『Ooo baby baby』『Tracks of my tears 』『Going to a go-go』 そして 『A fork in the road』など、これでもかと云わんばかりに名曲が詰まっているアルバムです。
とにかく、バラードよし、アプテンポよし。全曲捨て曲なし。
シンガーとしてもソングライターとしても一流のスモーキーロビンソンの魅力バクハツのアルバム。
スモーキー氏は今も現役で素敵な作品をリリースされてますよね。
これからもお元気で。
『OOO BABY BABY』《MOT-411》〈W.Robinson-W.Moore-M.Tarplin-R.Roberts〉(02’44’’)【1965】
Going to Go-Go / Away We Go-Go
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Motown
- 発売日: 2002/03/26
- メディア: CD
うまNAVIさん、NICEありがとうございます!
by 都市色 (2009-11-21 01:09)