『AMAPOLA/山下達郎』 [山下達郎]
こんばんは。
スウィートソウルに続いては
達郎さんのワンマン ア カペラを。
国内随一の音楽職人のライフワーク『ON THE STREET CORNER』の第二集から、
『AMAPOLA』。
スペイン出身の音楽家ホセ ラカレによる1930年代アメリカを代表するスタンダード。
古き良き時代のゆるやかなムード、香しき甘美な調べ。
ゴージャスなサウンドが似つかわしい楽曲を達郎さんは一人多重コーラスで見事に表現しています。
イントロの神聖で華麗な展開。
透明感のある達郎さんのコーラスの重なりが氷の結晶の様にきれいです。
夢見心地のア カペラ シンフォニー。
一人アカペラの歌の題材になるのは歌詞がシンプルで奥ゆかしいラヴソングが多いですね。
♪アマポーラ、アマポーラよ
僕の可愛い少女よ
君はまるで愛おしい花のようだ
とても美しく、気高い
君を見かけた時から
僕の心は君に包まれてしまったかのようだ
だから愛してるよ
胸の鼓動はラプソディーを奏でているみたいだ
アマポーラよ
素敵な娘は可愛らしい魅力を君から真似るに違いない
アマポーラ、アマポーラ
どんなに僕が君から愛の言葉を聴きたいと願っていることか!
http://www.youtube.com/watch?v=D5fQ9a8Qn4Q
B面は『YOU MAKE ME FEEL BRAND NEW』。
フィラデルフィアソウルの雄、スタイリスティックスの珠玉の名曲のカヴァー。
達郎さんが敬愛するトム ベルとリンダクリードのペンによる作品。
オリジナルは流麗なストリングスとエレキシタールによるイントロがドラマティックですが、
達郎さんのアカペラ版はイントロなしでの歌い出し。
このしっとりと密やかなアレンジもいいですね。
サビでの多重ファルセットでグッと盛り上がるところも素晴しい。
今宵もまた、秋の夜に相応しいスウィート ソウルです。
因みにこのシングルはプロモ盤で市販されてません。
『ON THE STREET CORNER 2』の宣伝用のシングルです。
現在市販されているアルバムのジャケットのデザインと異なってますね。
アメリカのニューヨークの下町をイメージした、1986年のライヴツアーでのステージを使ったジャケットも好きです。
『AMAPOLA』《MOSE-120》〈作詞:ALBERT GAMSE/作曲:JOSEPH M. LACALLE/編曲:山下達郎〉(03’23’’)【1986】
- アーティスト: ハリー・ウォーレン,フランツ・グルーバー,アービング・バーリン,ジョセフ・M・ラッカル,マーシャル・ポール,ウイリアム・ジャクソン,テディ・ランダッツォ,ラオウル・シタ,ジェフ・バリー,ジェリー・ゴフィン
- 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
- 発売日: 2000/01/26
- メディア: CD
>うまNAVIさん、NICEありがとうございます!
by 都市色 (2009-11-23 00:38)