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『真夜中のサブリナ/高岡早紀』 [邦楽女性アイドル/80年代]

高岡早紀.jpg

こんばんは。
トノバン作品でもう一枚。
高岡早紀さんのデヴューシングルです。
1988年でした。
早紀さんは高校時代好きでしたね。
写真集持ってましたよ。
悩ましかったですねぇ。
映画「バタアシ金魚」も好きだったです。

さて、加藤和彦さんは早紀さんの音楽をアレンジ&プロデュースされてました。
かなり力が入ってましたね。
作詞は真名杏樹さん。
歌手、高岡早紀さんはクールな小悪魔的美少女って感じのイメージですね。
ときはアイドルブームが斜陽化していた頃であまり話題になりませんでしたが、
トノバン氏のプロデュースにより独特の魅力を持った作品が多く残されました。
フランス ギャル、ブリジット バルドー、ジェーン バーキン、マリアンヌ フェイスフル辺りの英仏または欧風の60〜70年代の女性ポップスを想起させるような甘美でお洒落な楽曲たち。
それらのイメージにピッタリな早紀さんのアンニュイで少し大人びた感じのヴォーカル。
そしてクラシックバレエで鍛えたスラッとした容姿。

このデヴュー曲の面白さ、70年代後半のローリング ストーンズ風ってコトですね。『MISS YOU』あたりの。
危険な香りのするベースのミディアムビート。
硬質なドラムのリズム。
ビル ワイマン&チャーリー ワッツっぽいのです。
夜霧のブルージィなメロディ。
♪WOO BABY〜 とか、♪DANCE TONIGHT〜 とかミックジャガーが口ずさみそうなフレーズ。
トノバン氏はかつてストーンズのアルバムの帯にコメントを寄せられてましたっけ。



ブルースをしっとりと上品かつアダルトに仕上げたのが「真夜中のサブリナ」。
クールに囁くような早紀さんの唄もチャーミングであります。
この曲が起用されたCMに早紀さんも出演していましたが、岡田真澄さんを手玉に取るうら若い美少女って感じの雰囲気でした。
当時まだ16才くらいだと思いますが、そこはかとなくセクシィですね。
ついでに裏のジャケットでの彼女のサービスカット。

早紀裏.jpg

B面は『NON! NON! NON!』。
こちらも真名&トノバン氏による楽曲。
フランス映画の劇中の男性のセリフのサンプリングから始まり、
疾走感溢れる8ビートのロックチューン。
ドラマティックなストリングスのフレーズ。
ミステリアスな雰囲気が魅力です。
早紀さんのヴォーカルもちょっと舌ったらずな感じがイイです。
ちょっと小洒落たジャズのニュアンスを入れたニューウェイヴ/ネオアコっぽいですね。
A面B面とも加藤和彦氏のお得意な欧風ポップスの魅力に充ちた作品だと思います。
やっぱりこういうアイドルポップスでもトノバン氏のセンスは際立ってます。
アイドルに提供した加藤和彦氏の楽曲集とかコンピで是非出して欲しいですね。

ロックポップスのみならず、映画音楽、そして歌舞伎の音楽も手掛けられたまさしく大作曲家、加藤和彦氏の世界をもっと我々は楽しむことが出来たはずなのに、残念です。
氏の胸中を理解するコトは今はもう無理ですが。
加藤和彦さん、ありがとうございました。
どうぞ、安らかに。

『真夜中のサブリナ』《SV-9340》〈作詞:真名杏樹/作曲・編曲:加藤和彦〉(04’03’’)【1988】

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