『IT'S TOO LATE ／ THE BAWDIES』

こんばんは。
ゴーゴー ゴーズ オン！
連夜、ラケンローなシングルをご紹介しております。
RAMONESを迎え撃つのはBAWDIES 。
彼らのニューリリース、『IT'S TOO LATE』。
こちらはアナログ盤ですね。
CD版とジャケットが異なります。
シリアルナンバーも入ってます。
今回のシングルもプロデュースはラヴ サイケデリコのNAOKI氏。

A面は『IT'S TOO LATE』。
メジャー展開で更に盛り上がる荒獅子たちのゼッコーチョー振りが顕著なサウンド。
50〜60年代のモッドかつアーシーなロックスタイルなれど、新しい。
ボディはクラシカルだけど内蔵のエンジンや部品はカスタムメイドでチューンナップされていると云うか。それでいて特に気負いはなく、泰然自若な佇まいがオッケーです。。
荒々しく、若々しい演奏にグイグイ引き寄せられます。
泥臭く太々しいヴォーカルに吹き飛ばされます。
音もリズムはグッと重く演奏は疾走感に充ちてます。
英語の歌詞で何を言っているのか見当がつきませんが、
居酒屋で流れてると思わず横っ面をはり倒したくなるような、Jポップ特有の当たり障りのないエコロジカルなロジックを大切そうに歌う大物タイアップ主題歌野郎どものようなクリシェは聴こえて来ないのが良いですね。歌詞を大事にしてないところがカッコいいです。
♪AH-AH-AH-のメロディでの開放的な演奏、気持ちいいですね。



「PAINT IT BLACK」ならぬ「 PAINT IT PINK」なPV。

B面は『YOU GATTA DANCE』。
SOULの魂と血を混入したようなファンキーなガッツ溢れるナンバー。
ライヴで聴いてみたいです。
ROYくんはJBやサム クックみたいにブラックです。
彼らがフェイヴァリットに挙げるアルバムのひとつにビートルズの「WITH THE 〜」がありますが、成る程、このアルバムはビートルズの中でもとりわけ黒っぽいですよね。
CDにはこの曲は入ってません。
アナログオンリーです。
そちらには長尺のベストなライヴテイクが収録されてます。

今回の7インチ、海外プレスだからでしょうか、音が良いですね。
クリアではないけれど、グッと来る音圧です。

『IT'S TOO LATE』《SEZ-3014》〈Written by RYO WATANABE〉（02'52''）【2009】