『ママがサンタにキッスした／ジューシィフルーツ』：03'54''：So-net blog

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『ママがサンタにキッスした／ジューシィフルーツ』　[邦楽ロック／80年代] [編集]

こんばんは。
寒さを吹き飛ばす勢いで、今夜もクリスマス特集。
ジューシィフルーツのクリスマススタンダードのカヴァーを。
いやぁ、大好きなバンドです！
こういうバンドを組みたいですねぇ。
一見フツーのお姉さんとお兄さん達ですが、コミカルでユーモラスで芸達者で、
近田春夫氏が認めるだけの高い音楽センスを持っていて。
もっと評価されるべきだと思います。
リードヴォーカルの女性がギターソロを弾くバンドはなかなかいないでしょ。
カッコいいです。

と、言う訳でシングル。
『ママがサンタにキッスした（I SAW MAMMY KISSING SANTA CLAUS）』は日本語の歌詞をイリアさんが担当してます。
特にクリスマスだからといって奇抜なことはやってないのですが、
ビートの効いた演奏はやっぱりジューシィフルーツらしい微笑ましい楽しさがいっぱいです。
楽しい男性コーラスとキュートなイリアさんのハーモニー。
そしてお得意のコミカルな寸劇が入ったり。
イリアさんがママ役で、柴矢さん、沖山さん、高木さんが子供役。
ママがサンタさんとキスしたコトを子供達が問いただすやり取りが面白いです。
ユーモラスでアットホームなクリスマスの雰囲気が出ています。
楽しいなぁ。

B面は『おきまりのコース MAKE LOVE AGAIN』。
ギターの柴矢さんのオリジナルソングで、こちらもクリスマスがテーマ。
エッジの効いたギターのリフがカッコいいパブロック〜ニューウェイヴ調のロックンロール。
コンパクトでパンチの効いた演奏、カッコいいです。
彼らの演奏力の高さはもっと知られて良いと思います。

デヴュー曲がテクノポップという印象が強いですが、テクノポップというよりニューウェイヴですね。
または早すぎたネオGSというか。
ロックバンドとしてのカッコ良さはもっと評価されるべき。
そしてこのブログでももっと取りあげるべきです。
と、自分自身にリクエストしてみたり。
彼らのオリジナルアルバムは今は廃盤なのですね（オンデマンドは別）。
アルバムの再発とか、レア音源やライヴ音源とか足してボックスセットを出して欲しいです。
是非！

ジューシィフルーツはずっと昔に解散してしまいましたが、
現在はイリアさんと高木さんで“ジューシィハーフ”と称して時々ライヴハウスで演奏しているそうです。
是非、観てみたいです。

『ママがサンタにキッスした』《AH-156-A》〈作詞・作曲：TOMMY CONNOR／日本語詞：奥野敦子／編曲：JUICY FRUITS〉（02'42''）【1981】