『草原の人／松浦亜弥』 [ハロプロ]
こんばんは。
ただいま、深夜3時54分。
今宵は松浦亜弥さんのシングルを。
『草原の人』。
この曲も寒い冬にホッと和んでしまう温かい作品。
作詞が美空ひばりさん。
ひばりさんの遺稿につんく♂氏が澄んだメロディを編みました。
美しい空に雲雀が飛んでいる風景が浮かんでくるような、懐かしく永遠に新しいうた。
ナチュラルな〝昭和歌謡〟然とした仕上がりが素晴しいと思いました。
歌詞の美しいフォルムをメロディに包むと自然とあのような優しいメロディが湧いて来るのかも。
松浦亜弥さんの歌も、丁寧に情感を歌に乗せていて好感が持てます。
当時は一連のコミカルでキャッチーなポップス作品が多かった彼女ですが、こういうしっとりとした作品もピッタリ。
この歌をレコーディングされたのはまだ十代でしたけど、これからの長い歌手生活を賭けて歌い継ぐに相応しいスケールの大きな名曲。
無垢な初恋の結晶のような歌ですが、どこか淡く儚く、一抹の悲しさを感じます。
この曲を元に彼女主演のミュージカルも開かれました。
ちょっと照れちゃいますが、僕もいそいそと観に行ったのですね。
ミーハーなり。
銀座のテアトル西友でしたっけ。
内容はまぁまぁでしたが。
カップリングは『YOKOHAMA SING A SONG』。
同じくミュージカルにも歌われた曲。
タイトル通りにちょっとエキゾチックなムードが漂うジャジーなポップナンバー。
〝ィヨコハマ〟って感じでなんとなくクレイジーケンバンドを思い出させるような粋なメロディ。
亜弥さんもフェイクを効かせてアダルトな世界を歌い切ってます。母音を強調するような歌い方も剣さんをちょっと思い出させるのかも。
サザンの「シャ ラ ラ」とか「涙のアヴェニュー」にも通じる雰囲気。
原坊が歌ってもマッチしそう。
つまりこの曲も昭和歌謡風な名曲。
つんく♂氏、剣さん、桑田さんのソングラティングの共通項。
この曲も好きですね。
彼女のシングルのカップリング曲って隠れた名曲が多いのです。
これからも歌手としてマイペースで進んでほしいです。
『草原の人』《EPCE-5191》〈作詞：加藤和枝／作曲：つんく♂／編曲：鈴木Daich秀行／ストリングスアレンジ／弦 一徹〉（05’09’’）【2002】
元気でポップな曲のイメージが強い、あややですが、こういう昭和歌謡風の楽曲も似合いますよね。ちょうどこの曲がリリースされる頃だったと思うんですが、テレビ東京で深夜、１０分間くらいの短い番組（タイトル忘れましたが）の中で、ハロプロ系のアイドルが昭和の名曲をカヴァーして歌うコーナーがあったのですが、その中でもあややがダントツに上手かったです。
最近はあまり歌手活動が活発でないようですが、まだまだ頑張って欲しいアイドルですね。
by いとぞう (2010-01-24 20:35)
＞こんばんは、いとぞうさん。
コメントありがとうございます！
あややは去年は竹内まりやさんの楽曲をフィーチュアしたミュージカルに主演してましたね。観たかったなぁ。
他にも彼女のシングルを取りあげたいと思います。
by 都市色 (2010-01-26 01:42)