『GIRL/原 由子』 [桑田佳祐]
こんばんは。
原坊のポカポカするようなシングルを。
『GIRL』。
『あじさいのうた』の次にリリースされたシングルです。
原坊お得意のひたむきな女の子の片想いソング。
オルゴールの音色とストリングスの調べがメルヘンチックなイントロに導かれ、
彼女らしい慎ましく優しい旋律が聴こえてきます。
恋煩いに悩む女の子を思い遣る、同性の友だち、または少し年上の女性からの視点で歌われています。
これは珍しい詞曲ともに桑田さんとの共作。
これは僕の推測ですが、AメロとBメロの前半が原坊で、中盤からの展開が桑田さんじゃないかと考えてます。
具体的には「♪胸のときめきとは〜」あたりからが桑田さんが手掛けられているのではないかと。
アレンジは小林武史さん。
プログラミングは藤井丈史さん。
桑田さんの1stソロアルバムの布陣です。
確かこの曲で原坊は「オレたちひょうきん族」の番組内の「ひょうきんベストテン」にも出演したと思います。ま、どうでも良いことですね。
B面は『春待ちロマン』。
はっぴいえんどの「風街ろまん」と関係があるのかは判りません。
この曲は原坊自身の作詞作曲。
まるで小春日和の陽だまりの中にいるような、暖かい歌。
春の訪れも近い、海の見える街での朗らかで微笑ましい様子が目に浮かぶようです。
こういう曲はもう彼女の独壇場って感じですね。
聴いているとほのぼのと癒されるような。
桑田さんにも書けないでしょう。
♪春を待つ風の中で 光集め
気がついたらポケットにいっぱい きれいだな
アレンジには矢口博康氏が名を連ねています。
リアルフィッシュらしいユニークでポップなサウンドですよね。
昨年、原坊は久しぶりにシングルをリリースされましたが、近いうちにオリジナルアルバムは聴けるのでしょうか。期待してます。
『GIRL』《VIHX-1735》〈作詞・作曲:原由子、桑田佳祐/編曲:小林武史〉(04’16’’)【1988】
- アーティスト: 原由子,桑田佳祐,関口和之,HARABOSE,小林武史,島健,八木正生,Head Arrangers,藤井丈司
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1998/02/25
- メディア: CD
この辺の原坊のシングル、レンタル落ちでやたら買いました。
もちろんドーナッツ盤!
by うっち (2010-03-10 21:58)
>うっちさん、こんばんは。
コメント&NICEありがとうございます!
この時期の原坊のシングル、イイですよね!!
CDとレコードの切り替えの時期のアナログ盤って見つけると嬉しいものです。
アルバム「MOTHER」も好きです。
by 都市色 (2010-03-12 19:19)