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『何%チョコレートラヴ/松尾清憲』 [邦楽ロック/00年代]

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こんにちは。
最近手に入れたシングルも紹介しましょう。
松尾清憲さんの『何%チョコレートラヴ』。
これは「CDジャーナル」誌上での企画で、
毎月、松尾さんの書き下ろした曲の歌詞に本 秀康画伯のイラストを添えると云う、音楽と絵のコラボレーション連載、「チョコレートラヴ」から生まれた楽曲のシングル化です。
このポップなコラボレーション、両者のファンには嬉しく味な企画です。
僕はチョコレート大好きですし。

さて、A面の『何%チョコレートラヴ』。
松尾さんお得意の大英帝国産ひねくれポップスって感じです。
60年代中期のビートルズ的というか。
三連のやや気怠いシャッフルのテンポに乗ってビター&スウィートなメロディがふんだんにトッピングされてます。
松尾さんの声って考えてみるとチョコレートみたいですよね。
甘くて少しビターでマイルドな味わいのする魅力的な声質。
そんなすてきな歌声が響くせつないラヴソング。

本画伯によるレーベル面のイラストも良いです。

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このシングル盤を見ていると、子供の頃にお菓子屋さんで買って食べた、レコード盤の形をしたチョコレートを思い出してしまいます。

B面は『シガレット&チョコレート(WHITE DAY VERSION)』。
一転してアダルトなムードが漂うメランコリックなワルツ。
ピアノとはモンドオルガンの調べもセンチメンタル。
咽ぶほどにメロディアスな旋律。
禁断の恋を嘆く、松尾さんの濡れた歌声が美しく悲しく響きます。

『チョコレートラヴ』の連載で作られた曲は他にもあるので、
それらをコンパイルした歌の絵本を是非聴いてみたいです。
それから、シングルにはこんな可愛いポストカードも付いてます。

sc0001613a.jpg

お菓子のパッケージのデザインに相応しい、本画伯の可愛らしいイラスト。
食べてしまいたいほど。
でも食べるとちょっと苦いかも。
本作品には毒がありますから。

本 秀康さんと云いますと、
長編漫画『ワイルドマウンテン』が完結しましたね。
最終巻を読んで僕は大変感動しました。
ユルユルな展開を裏切る、胸元をハードに抉るような大団円に涙、涙。
激しくカタルシス。
スペクタクルなSF大傑作です。
この物語の各エピソードのタイトルは音楽の曲名から取られているのですが、
最終回のタイトルは奇しくも松尾さんの楽曲から引用されていました。

『何%チョコレートラヴ』《CDJ-0001》〈作詞・作曲:松尾清憲/編曲:松尾清憲&小泉信彦〉(04’35’’)【2010】

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都市色

>うっちさん、niceありがとうございます。
by 都市色 (2010-04-25 09:01) 

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