『希望という名の光/山下達郎』 [山下達郎]
こんばんは。
Perfumeに続いては達郎さんのニューシングルを。
『希望という名の光』。
前作に続いて映画のテーマソングのタイアップ曲。
メディアからの宣伝文句には〝バラード三部作〟という触れ込み。
『ずっと一緒さ』『僕らの夏の夢』そして本作。
というか、近年の達郎さんのシングルはバラードが多いですね。
『僕らの〜』は甘美なノスタルジーに訴えかける内容でしたが、
『希望という〜』はタイトル通り、ポジティブなメッセージを込めた人生賛歌。
スケールの大きなミドル オブ ザ ロードな挽歌。
達郎さんが敬愛するブルーアイドソウルの代表的なバンド、ラスカルズに『A RAY OF HOPE』という名曲がありますが、その歌への深いシンパシーも込められているのでしょう。
最初聴いたときは新鮮味に欠ける内容に感じましたが、聴けば聴くほど深く深く心の奥に響きます。
達郎さんの信念が選びだしたひとつひとつの素朴な言葉とメロディの深さと重さ。
噛み締めるような歌唱も説得力があります。
華飾や移り気なサウンドを排し、ギリギリまで削ぎ落とした揺るぎない歌のシェイプ。
嘘偽りの無い音楽だからこそ多くの映画監督から物語のエンディングを託されるのだと思います。
そして映画のテーマソングから独立しても成立する息の長い音楽。
カップリングは『HAPPY GATHERING DAY』。
こちらもCMのタイアップ曲。
達郎さんがお得意のグッドタイムミュージック。
『パレード』『魔法の微笑み』『君の声に恋してる』に続く、60年代後期のニューヨーク経由のシャッフルビートサウンド。
まさにラヴィンスプーンフルな一曲。
聴いていて無条件に心がポカポカしてくるような。
なかなかこういう時代にはお耳にかかれない音楽ですね。
でもただの懐メロに陥らないのは達郎さんの編曲のツールがアップ トゥ デートだからですね。
達郎さんの唄の筋回しも艶やかで若々しい。
青空の下で仲間たちの笑顔が目に浮かぶような、
とても大好きな曲です。
『希望という名の光』の張りつめたような厳かな歌。
そして『HAPPY GATHERING DAY』の屈託の無い朗らかな歌。
緩急豊かで充実したシングルです。
達郎さんの最近のシングルはPerfumeにも負けないような購入者プレゼントが用意されていますが、今回は「宝くじ」という訳で初回盤には番号の記されたクジの券が封入されています。豪華な内容が期待出来ます。当たれ!
それから、
達郎さんは六月にももう一枚シングルをリリースするそうです。
続いて夏か秋にはアルバム、そしてそして待望のツアーが!
予定通り実現すると嬉しいのですが…。
音楽の神様にお祈りしましょう。
『希望という名の光』《WPCL-10776》〈作詞・作曲・編曲:山下達郎/ストリングスアレンジ:服部克久〉(05’15’’)【2010】
2010-04-27 00:00
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コメント(4)
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達郎さんらしい、厳かな良い曲ですね。絶望の中でも希望が見える。
この「希望という名の光」というタイトルも、ジャケット写真も素晴らしい。久しぶりに達郎さんのシングル買おうかな。
カップリングは綾瀬はるかちゃんが出演しているケンタッキーのCMソングですね。
by いとぞう (2010-04-27 19:46)
>いとぞうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
同世代を生きるファンへの歌のエールですね。
ケンタッキーのCMは見たコトないのです。
綾瀬はるかさんですか、いいですね!
by 都市色 (2010-04-28 19:05)
>ゆうのすけさん、
niceありがとうございます。
by 都市色 (2010-04-28 19:06)
>うっちさん、
niceありがとうございます。
by 都市色 (2010-04-28 19:07)