『恋がバンバン/BAMBINO』 [邦楽ロック/00年代]
こんにちは。
引き続いて、ロック漫筆家ネタ。
当ブログは安田謙一私設ファンサイトなり〜。
70年代末期から京都を中心として活動されている、お座敷ロックンローラー、バンヒロシさんによるデジタルロカビリーバンド“BAMBINO”の2004年四曲入りEP『恋がバンバン』。
安田謙一さんはバンヒロシさんと80年代から深い交流がありまして、バンさんの作品にコーラス参加、ライナーノーツ寄稿、レコメンド文を捧げたりされています。
そして今回取りあげるシングルにも安田謙一さんが一曲参加しています。
B面の二曲目です。
まずはA面から順に紹介していきましょう。
一曲目はタイトルソング『恋がバンバン』。
軽やかなカントリー風のR&Rチューン。
シンプルでポップなメロディがゴキゲンです。
♪HAPPY LUCKY MORE MORE〜というフレーズの朗らかさ。
60年代っぽい明朗な歌詞もグッド。
ジャグバンド風の演奏も粋です。
三分間の楽園。
イイネ!
二曲目は『Mr.ロンリーマン』。
こちらも軽妙で楽しいミディアムテンポのシャッフルなR&R。
スウィートなメロディと鼻唄のようなバンちゃんのヴォーカル。
イントロでのバンちゃんのストロベリートークもナイス。
溶けてしまうソフトクリームのように儚〜く、軽〜く、甘〜いラヴソング。
B面に移って、一曲目は『EVERYDAY I HAVE A ROCK』。
一転してアッパーな打ち込みビート、ノイジーなエレキギターが炸裂するサウンド。
サウンドは今風ながらもどことなく懐かしさと云うか昭和ムードが醸し出されてるのがバンちゃんらしいところ。マイナー調な歌謡ロックっぽいです。
♪おまえを忘れるために毎日ロックを聴いてる〜
というフレーズも好きです。
巻き舌ヴォーカルもやさぐれ感を倍加。
そして二曲目、『レアハンター5963 fearturing 安田謙一』。
そうだす、ジューダスプリーストだす(by 安田謙一)。
この曲こそが安田謙一さんが参加されてる曲です。
日本全国のヴァイナルジャンキー&レコードハンター必聴のノヴェルティソング。
サックスのクールなフレーズがカッコいいブレイクビーツ、ファンキーなギターのカッティング。
踊れるサウンドに導かれ、
三番に渡って安田さんのコミカルな語りが大体的にフィーチャーされてます。
レコードコレクターやレコード屋の店主たちの証言を熱演&熱弁。
これが実にユーモラスで面白いのです。
さらにダウンタウン ブギウギバンド、ビブラストーン、そしてクレイジーキャッツのフレーズの引用が楽曲を効果的に盛り上げています。特にビブラの「wabi sabi」はハマっていて感激です。
世界で一番有名なロックバンドのメンバーの「one, two, three, four」カウントのサンプリング(ピチカートもやってます)もロック愛に充ちてます。
バンちゃんの非凡なユーモア&ロックセンスを感じずにはいられません。
バンヒロシさんというと21世紀初頭にリイシューされたウルトラポップな「バンちゃんとロック」が有名で僕もそこから、彼の音楽を知ったクチですが現在も精力的にライヴ&イベントをされています。
ライヴにも機会があったら僕も参加してみたいです。
安田さんもときどきライヴにゲストで出演されているようですし。
『恋がバンバン』《BAN-b7》〈作詞・作曲・編曲:バンヒロシ〉(03’30’’)【2004】
うれしいです!(^_^)vまた、お会いしましよう!
by バンヒロシ (2010-08-01 15:12)
>バンヒロシさん。
御本人さまですか?!
拙文にコメントありがとうございます!
是非、近いうちにライヴへ参加したいと思います。
応援しています。
bambiphoneからリリースされた安藤明子さんのアルバムも素晴らしいですね。
by 都市色 (2010-08-02 07:31)