『Gift〜あなたはマドンナ〜／土岐麻子』

こんにちは。
前回の化粧品のイメージソング繋がりで、
土岐麻子さんのシングルを取りあげましょう。
資生堂「エリクシール シュペリエル」のCMソング、『Gift〜あなたはマドンナ〜』です。
リリースは一月だったのですが、この季節に取りあげるのが良いかと。
これがヒットだ。

迷いの無い、すっぴん、ナチュラルな微笑。
シンプルこの上ないジャケット写真の土岐さん。
そんな魅力的なスマイルの源となる楽曲を手掛けてるのが、なんとEPOさん。、
土岐麻子さんの音楽には、1970〜80年代のティンパンアレー系的な、都会的で洗練されたポップミュージックのエッセンスが感じられるので、まさにEPOさんの曲を歌うのは原点回帰とも言えるでしょう。
その思惑はドンピシャで、作家と表現者の幸福なマッチングを堪能出来る仕上がり。
聴いた途端に胸騒ぎがするような、香り豊かなパルファムが漂うシティポップス。

♪あなたって不思議だわ　あなたっていくつなの？

と云う、歌い出しの1ライン。ちょっと気になる、引き込まれるフレーズ。
上手いですよね。
恋に仕事に忙しい20〜30代の女性達、
彼女達の胸に秘めたコンプレックスを解きほぐしてくれるような言葉と旋律。
自然体に生きるススメ。
セラピストとしても活動されているEPOさんならではのソングライティング。
歌詞に説得力があります。
そしてEPO印の軽やかでしなやかな胸キュンメロディ。
アレンジも80年代っぽいバンドのアンサンブル。
ハンドクラップもイイ感じ。
バッキングは小松シゲル、千ヶ崎 学、川口大輔諸氏、土岐さんと同世代。
80年代は素晴しいスタジオミュージシャンも活躍しましたが、彼らに負けない演奏。
頼もしい演奏をバックに浮遊感のあるクリーミィな土岐さんの歌声が華やぎます。



カップリングは、「Medley of CM & Original Songs 2008-2010」 。
今や、様々なメディアに引っ張りだこの土岐麻子さんの歌声。
その声はジャズもロッククラシックもJポップもジャンルを超えてフィットして、新しい魅力を吹き込んでいます。
シングルに収録されているのは、CMソングに使用されたオリジナル曲やカヴァー曲をコンパイルした彼女のアルバム「TOKI ASAKO "LIGHT!" ~CM & COVER SONGS~」から、2008〜2010年の仕事をメドレーで繋いだもの。
まさに「よりぬきアサコさん」といった内容。

曲目は、
「ビートルズ／愛こそは全て」、
「ビル エヴァンス／Waltz for Debby」
「さかいゆう／How Beautifu 」
「土岐麻子／乱反射ガール」
です。

因みに、今回のシングルは￥500で限定販売されました。
常々、シングルばかりを躍起になって購買している身としては、家計に優しいリーズナブルなプライスであります。
DVＤ特典はいいから！全てのシングルCDを￥500で設定してくれることを切に願う春であります。
一枚のシングルに￥2000近い値段はちょっとツラインダ。
お手柔らかに。

『Gift〜あなたはマドンナ〜』《RZCD46767》〈作詞:：小野 健、EPO／作曲：EPO／編曲：橋本竜樹、斉藤茂彦〉（04’08’’）【2011】

TOKI ASAKO

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: rhythm zone
• 発売日: 2011/02/02
• メディア: CD

コメント 3

＞せいじさん、はじめまして。
niceありがとうございます。
by 都市色 (2011-04-12 01:12) 

土岐麻子
まさに70〜80年代のティンパンアレー系音楽の系譜をついでますね。
ほんわかした歌声も耳馴染み良いです。

これはEPO作品でしたか！
歌詞にこめられた　ありのままの自分を認めるというメッセージが
と時代を反映してるとも思いました。

by キムラエフ (2011-04-23 09:46) 

＞キムラエフさん、こんばんは。
コメントありがとうございます！
土岐さんのヴォーカル、良いですよね。
エポさんとのコラボレート、これからも続けて欲しいです。
by 都市色 (2011-04-26 00:24)