SSブログ

『恋にBOOING ブー!/スマイレージ』 [ハロプロ]

sc000890fb.jpg

こんにちは。
1970年代の、女性アイドルグループの元祖に続きましては、2010年代のイマドキの女性アイドルグループを。スマイレージです。
彼女達のメジャーからの5枚目のシングル「恋にBOOING ブー!」。
スマイレージを知るきっかけとなった前作『ショートカット』はめくるめくアイドルポップスって感じで今でも大好きなんです。名曲。それから彼女達のシングルやアルバムをアレコレゲットしました。
作風としては「同じ時給で働く友達の美人ママ」「◯◯ がんばらなくてもええねんで!!」タイプのロックでコミカルなスマイレージらしい曲に仕上っています。
そのコミカルな部分が今回は突出していて、そこが賛否両論のようですね。

イントロはメタル調の轟くようなギターソロ、曲のタイトルにもなっているブタの鳴き声をエレキギターで上手く形態模写してます。
そしてエディ コクランっぽいギターのフレーズが流れ出します。
ということは「アンジェリーナ」のライヴバージョンっぽい!?とは佐野元春ファンの都市色さんの弁。
冒頭の歌詞「♪男子がみんな Hな事考えてる事 女子たちみんな 知ってるよ」
これまでのスマイレージには無かった(大さじ一杯ほどの)際どいフレーズですが、おニャン子クラブの「セーラー服を脱がさないで」がハジレコ(初めて買ったシングル)な僕にはモウマンタイ、かな。
草食系男子を叱咤する内容の歌と云うコトですが、そういう歌詞を歌っていてもちっとも切実に感じられないのがスマイレージの魅力でしょう。
さらに分析すると「♪Hな事考えてる事」という部分をメンバー中もっともユニークな声質を持つ和田彩花(あやちょ)さんに歌わせているのがポイントでしょう。
底抜けに元気なメロディと疾走感溢れるサウンドと一緒に軽く流してしまいます。
メロディは相変わらずポップでつんく♂氏のラジカルなまでの軽さに楽しんでしまいます。
アレンジャーの山崎 淳氏は「同じ時給〜」でも魅せたアッパーなサウンドで今回もオモチャ箱を引っくり返しています。
マッチョな男性の「BOO!」という叫びや間奏のライトハンド奏法など、過剰なまでのギミックと遊び心いっぱい。
エンディングのギターのフレーズはうしろゆびさされ組の「象さんのすきゃんてぃ」の
「♪パオ パオ パオ パオ パパパオ」というフレーズを思い出させました、個人的に。
そうなんです、スマイレージには何だか、うしろゆびさされ組を思い出してしまうんです。
こんな事を書いても誰にも理解されないでしょうが。



相変わらず無邪気な彼女達のパフォーマンス&ダンス。ちょっと(考えると)際どいかも知れないダンスの振り付けを指導したのはかのラッキィ池田先生。さすが。

初回盤のカップリングは「初恋の貴方へ」。
マイナー調のラテン系な曲で、フラメンコなナイロン弦のギターの哀愁の調べと四人の少女達のあどけない歌声とが意外とマッチしています。つんく♂氏お得意のメランコリックなアイドル歌謡調メロディは健在。

そして通常盤のカップリングは「恋をしちゃいました!」。
ハロプロの先輩、タンポポのカヴァーです。
シックスティーズのガールグループっぽい作風で好きな曲でした。シングルも持ってます。
今回は「ショートカット」「夢見る15歳」を手掛けた平田祥一郎氏によるリアレンジで、キュートでキラキラした打ち込み仕様。ドリーミィなシンセサウンド。
さらに弾けた可愛らしい仕上がりで、原曲に負けてません。ナイス。
「ショートカット」の通常盤のカップリングは名曲「乙女パスタに感動」のカヴァーバージョンでしたし、タンポポも四人組でしたし、この路線はスマイレージにピッタリかも。

総論として、スマイレージはうしろゆびさされ組+タンポポって感じだと。
さらに希望を云えば、目指せ!キャンディーズ。

♪のぞみはた〜かく はてしなく〜。

『恋にBOOING ブー!』《HKCN-50166》〈作詞/作曲:つんく♂/編曲:山崎 淳〉(04’21’’’)【2011】


恋にBooing ブー!(初回生産限定盤A)

恋にBooing ブー!(初回生産限定盤A)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: アップフロントワークス
  • 発売日: 2011/04/27
  • メディア: CD



恋にBooing ブー!(初回生産限定盤B)

恋にBooing ブー!(初回生産限定盤B)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: アップフロントワークス
  • 発売日: 2011/04/27
  • メディア: CD



恋にBooing ブー!(初回生産限定盤C)

恋にBooing ブー!(初回生産限定盤C)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: アップフロントワークス
  • 発売日: 2011/04/27
  • メディア: CD



恋にBooing ブー!(初回生産限定盤D)

恋にBooing ブー!(初回生産限定盤D)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: アップフロントワークス
  • 発売日: 2011/04/27
  • メディア: CD



恋にBooing ブー!(通常盤)

恋にBooing ブー!(通常盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: アップフロントワークス
  • 発売日: 2011/04/27
  • メディア: CD



nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 2

いとぞう

思いっきり弾けてますね!コミカル路線の曲ってアイドルグループに必要不可欠だと思います。
うん、エディ・コクラン風のギターイントロ、ナイス。ライヴ版・アンジェリーナと繋がりましたね~。
タンポポのカヴァー路線も良い試みですよね。僕はモー娘。のユニットではタンポポが一番好きでしたので。女性アイドルグループって二人か三人、あるいはもっと大人数がほとんどで、四人組って意外と少ないんですよね。そういう意味でも今のアイドルグループ戦国時代に四人組アイドルは”空き家”なのかも。
by いとぞう (2011-05-12 20:50) 

都市色

>いとぞうさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
タンポポ、今も人気がありますね。
四人組と云うと、AKBからのNOT YETがいますからね。
負けないで欲しいと思います。

by 都市色 (2011-05-16 10:58) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。