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『BE STRONG NOW / JAMES IHA』 [米国ロック/90年代]

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こんにちは。
今年の梅雨入りは例年よりも早く、ここ数日も雨続き。
気分は何となくメロンコリーと終りなき悲しみ。
それは別に天気だけの所為じゃないですが。

という訳で、そんなハートを優しく慰めてくれる音楽を。
ジェイムズ イハさんです。
元スマッシング パンプキンズのギタリスト。
現在はプロデューサーやTINTED WINDOWSやA PERFECT CIRCLEのメンバーとして活躍中。
彼の現在の処、唯一のソロアルバム「LET IT COME DOWN」(1998)はリアルタイムで聴き始めて、未だに愛徴する大好きな青春のアルバムです。
スマパンでのハードなギターサウンドとは一転、70年代のSSWの時代を彷彿させるようなアコースティックな響きとシンプルで優しいメロディが特徴の素晴しい内容です。
歌声も素朴で蒼くセンチメンタルな感じが溜りません。
もう、90年代の「AFTER THE GOLD RUSH」とでも云いましょうか。

そんな大好きなアルバムからのシングルカット「BE STRONG NOW」。
アルバムのオープニングを飾る曲でもあるのですが、派手でも、盛り上がるような感じではなくて。
シンプルなアコギのストロークからスルスルと始まります。
でも親しみのあるメロディがじわじわとリスナーを包み込むような魅力的な歌と演奏です。
ドラム、ベース、アコギ、エレキギターの淡々としたバッキング、そして控えめながらストリングスのハーモニーが美しく寄り添います。
その全てがナチュラルなのです。
気負いのない無駄のないありのままの音楽が聴く者の心を和らげて行く感じが素敵です。
歌詞は、自分に自信のない女の子を励ますような内容で、優しく語りかけるようなイハさんの歌とメロディにピッタリ。



二曲目は「MY ADVICE」。
恋人への真摯な愛の告白(ADVICE)と云った内容で、ミディアムテンポのブルージーな演奏とこれまたメロウな旋律が素晴しい。
エンディングに向かって徐々にイハさんの弾くエレキギターソロが熱を帯びて行く感動的な展開。
コーダの美しいストリングスも相まって、泣けてきます。

三曲目は「TAKE CARE」。
アコースティックなギターの弾き語りにベースとピアノがさりげなくサポートするシンプルな演奏ですがイハさんのテンダーな歌声がより魅力的に響く作品。

四曲目は「FALLING」。
少し翳りのあるメロディと陰鬱としたギターのリフが少しスマパンっぽい感じです。
オルタナティヴな調べ。

ちなみに二曲目は国内盤のボーナストラックには収録されていて、三曲目と四曲目は未収録です。
三曲ともアルバム未収録が惜しいくらい。

噂では二枚目のソロアルバムに取りかかっていると云うコトなので、そう遠くない将来にイハさんの歌声が聴けることでしょう。楽しみです。
スマパンも過去の作品がボーナストラック付き&リマスター音源で再発されるそうです。
こちらも楽しみなり。

『BE STRONG NOW』《HUTCD 99》〈Written by JAMES IHA〉(02’50’’)【1998】


レット・イット・カム・ダウン

レット・イット・カム・ダウン

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1998/02/11
  • メディア: CD


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