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『ぁまのじゃく/スマイレージ』 [ハロプロ]

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こんにちは。
それは真夏の夕立のように、いやゲリラ豪雨のように、
突然の出来事でした。
一天、俄にかき曇り、土砂降りの雨が。
嘆きの雨が…。

スマイレージの新メンバー(サブ)の発表が遂に決まったのも束の間。
オリジナルメンバーのサキチィーこと、小川紗季さんの脱退、ハロープロジェクトからの卒業。
水曜日の朝、寝耳に水な、悲しい知らせ。
心の整理の付かないまま、昨日スマイレージの初回盤CD購入者限定イベントへ参加してきました。
別に4人最期のイベントだからという訳じゃなく、スケジュールが合う日を選んだら偶然その日が彼女の最期の出演に。
開催地も少し遠い名古屋でした。
急な脱退発表でしたが、小川紗季さんは数ヶ月前から悩んでいたことであり、その対策としての突然の新メンバー募集でした。今としては腑に落ちます。
彼女がレギュラーを務めている朝の番組やら何やら色々な大人の諸事情で脱退発表がギリギリになったのだと思われます。

サキチィーの、ハロープロジェクトのアイドル養成機関である処のハロプロエッグからの活動を含めて約7年間の活動。幼い頃から芸能活動を続けて来られました。
ハロプロエッグでの下積みから晴れてスマイレージというアイドルグループを結成して二年以上。
活動を続け、努力の成果の末に人気が出れば出る程、さらにハードルは高くなって行きます。
スケジュールもタイトになるかもしれません。
アイドルもつらいよ。
生き馬の目を抜く芸能界。
問題も絶えません。
慌ただしい分刻みのスケジュールの中で自分を失ったり、笑顔が曇ってしまったのかもしれません。
詳しいことは判りません。
今、芸能コースから外れて大きく深呼吸する必要を心が強く感じたでしょう。
それは最年少メンバーである14歳の女の子には大変な決断だったと思います。
スマイレージのメンバーの中でももっとも歌唱力を持っていたサキチィー。
ショートカット」でのエンディングの歌い上げも魅力的でした。
夢見る15歳」での「♪意味も無く涙とか出てきちゃう WOW OH!!」
有頂天LOVE」での「♪大好きが止らない」
軽やかで伸びやかな歌声。

だから最期の昨日の公演はスマイルで送り送られたいファンとメンバー全員の気持ちが一つになった、思い出に残る暖かく楽しいイベントでした
サキチィーのイメージカラーであるグリーンのサイリウムの花が咲き乱れました。
泣くまいと思う程号泣するかにょん。
リーダーらしく前向きにスマイルを貫いたあやちょ。
泣くのを必死でこらえて楽しくイベントを盛り上げるゆうかりん。
そしてファンの熱い声援に泣きベソをかいてパニクるサキチィー。
四者四様の個性的な彼女らしい振舞いは相変わらずでMCもグダグダ気味ですが、
唄と踊りは最期までバッチリキマってましたよ。
この四人のユニークなフォーメーション。
花より団子でじゃじゃ馬な四人はアイドル。
とっても好きでした。
このバランスは決して増員して復元されるものではありません。
新メンバーたちと共にこれまでとはまた別の新しいスマイレージらしさを作り出して行って欲しいと思います。
期待しています。

さて、冗長な御託はともかく。
シングル紹介。
四人のオリジナルメンバーでの最初の最初、はじめの一歩。
インディーズからのデヴューシングル「ぁまのじゃく」。
昨日の公演でもアンコールの最期に唄われました。
メジャーからのデヴューシングル「夢見る15歳」から約一年前にリリースされました。
収録曲はこの1曲のみです(カラオケ付き)。
さわやかな学園モノのアップテンポなミディアムナンバー。
放課後ガールポップ。
メジャーからの一連のハイテンションなシングルの作風からは少し地味に感じますが、聴けば聴く程にハートを切なく締め付ける可愛らしいメロディ。
気になる男の子に対して親しく振る舞いたいのだけど、近いうちに引っ越して離ればなれになることになり気持ちを抑えて意地を張る女の子の複雑な気持ちを唄っています。
キラキラしたシンセの打ち込みのサウンドと切れ味の鋭いエレクトリックギターのフレーズが魅力的です。



四人の息の合った流れるようなダンス。
サキチィー、あどけないですね。髪も長い。
「有頂天LOVE」のカップリングの「自転車チリリン」に通じる世界観で学生時代のセンチな気分が蘇ってきちゃいます。
この曲が彼女達のスタートラインで唄い方も今より幼く初々しいですね。当たり前ですけど。
今でもスマイレージのファンには大変人気がある楽曲で僕も大好きです。
この曲を初めて聴いたときに渡辺美奈代さんの「瞳に約束」を少し思い出しました。

人生イロイロですが、
これまでのスマイレージにありがとう。
これからもスマイリー スマイレージでよろしく。

『ぁまのじゃく』《GFCG-11601》〈作詞/作曲:つんく♂/編曲:藤澤慶昌〉(04'47'')【2009】


悪ガキッ①(通常盤)

悪ガキッ①(通常盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: アップフロントワークス
  • 発売日: 2010/12/08
  • メディア: CD


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コメント 4

いとぞう

小川紗季さん脱退でポッカリと空いた心の穴はなかなか埋められそうにありませんね。その悲しみが痛いほど伝わってきます・・いつの時代もアイドルには我々が想像できないような複雑な思いを抱えているのでしょう。
でも彼女の最後の出演イベントを見届けることが出来たのは幸いだったかもしれませんね。
「ぁまのじゃく」良い曲ですね。今聴くと余計に切なくなります。
by いとぞう (2011-08-28 22:41) 

ノリ

「ぁまのじゃく」は爽やかで瑞々しくて、忘れがたい名曲ですね。
あの頃はまだ子供だったサキチィー…って今も子供か(笑)
そんなサキチィーも最終的に自ら卒業を決意することになるとは思ってもみなかったでしょうね。
あの伸びやかな歌声がもう聴けなくなってしまったのが惜しいなぁと、今でも思います。
by ノリ (2011-08-29 11:16) 

都市色

>いとぞうさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
ホントに心にポッカリ穴が開いて、少し早い秋風が吹き抜けているようです。
アイドルのファンをしていればこういう引退、脱退、卒業は珍しくはないですが、何度体験しても慣れないものです。
スマイレージのインディーズ時代のシングルもどれも良い曲なのです。
またいずれ紹介していこうと思います。
ファーストアルバム「悪ガキッ」も良いアルバムです。
by 都市色 (2011-08-30 11:16) 

都市色

>ノリさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
僕なんかよりも、デヴュー前から応援されていたノリさんの方が、さぞかしショックだと思います。
少し気まぐれなところもあったかも知れませんが、明るく人懐っこい女の子でしたね。これからの活躍が期待出来ただけに残念です…。
「S/mile factory」でのライヴもとても魅力的でした。

そして早くも次のツアー、そしてシングルと、休むコトなく積極的に果敢に活動する新生スマイレージ。
残されたメンバー達の頑張りもフォローしたいと思います。
by 都市色 (2011-08-30 11:27) 

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