『行くぞ!ゴーダム/水木一郎』 [アニメソング]
コニャニャチハ。
窓の向こうの活発な梅雨前線を尻目に今夜もアニソン。
さぁ、タツノコプロの登場だ!
「ゴワッパー5 ゴーダム」です。
1976年に放映されました。
地底から地球侵略を企む皇帝ジゴクダーに敢然と立ち向かう、トアル団地の冒険好きな五人組とはあたいたちのコトさ!
タツノコプロ初のロボットアニメであり、紅一点がリーダーである戦隊モノとしても初。
そのヒロイン、岬 洋子役をあの天才子役として有名な二木てるみさんが担当していたそうです。
そして大河原邦男氏がメインのメカニカルデザインを初めて担当した作品でもあります。
僕が3才のときに放映されていました。
うろ覚えで観た記憶があります。
ゴーダムとはゴワッパーが操る巨大ロボット。
大河原さんによるゴーダムのデザイン。
ユーモラスで無骨な感じがいかにも大河原デザイン。
家にゴワッパーメカのおもちゃがありました。
兄が買ったのかも。
その後、小学校時代に再放送を何度か観ています。
という訳で、A面はオープニングテーマ「行くぞ!ゴワッパー」。
両面とも、前回の記事に続いて、小林亜星さんが手掛けています。
ワクワクする、勇壮で陽気なメロディが轟きます。
歌うのはご存知、水木一郎兄ィ。
そしてヤングフレッシュのみんな。
畳みかけるようなエネルギッシュなイントロ。
クラビネットのワクワクする音色。
ヴィブラフォンの隠し味。
アレンジャーの青木 望さんのセンスも良いですね。
今回改めてシングルを聴きながら、歌詞を確かめたら、
サビの歌詞は
♪ゴーダム イコール ゴワッパー
なんですね。それまでずっと、
♪ゴーダム 行こう ゴワッパー
だと思ってました。
ゴーダムとゴワッパーはイコールである、一心同体なのですね。なるへそ。
兄ィの「ファイヴ!!」も良いですね。名調子。
やっぱりアニソンと云うのはメロディと歌詞が深く結びついてこそ。
ストーリィを盛り上げる言葉や必殺技、主人公たちの名前、ロボットの名前にピッタリなメロディが一体となっているのです。
だからいいのだと思います。
特に70年代のアニメーションは理想的なアニソンの黄金時代。
アニソンには特にメッセージとかは無いのですが、物語が凝縮されています。
荒唐無稽で奇想天外なストーリィが詰まっています。
そのユニークなパワーがアニソンなのだと思います。
サビで意味不明な必殺技を歌ったり、連呼するときの開放感。
B面はエンディングテーマ「ゴワッパー5の歌」。
ジャズですね。
ウィットに富んだ小粋なスウィング。
さすが亜星さん、象印賞決定!
兄ィと亜星さんのコンビは特にアニソンの名曲が多いですね。
青木氏のアレンジもナイス。
兄ィとヤングフレッシュのみんなの楽しい合唱。
ゴワッパーたちの無邪気で元気な様子が目に浮かんで来ます。
こういう動画を観ているとまたアニメを観直したくなります。
タツノコプロはやっぱり良いですねぇ。
天野嘉孝氏の個性溢れるキャラクター達。
カッコ良く、美しく、面白く。
何だか、あの頃のアニメを通じて昔が恋しくなっちゃいました。
アニソンはタイムマシーン。
まったくビックリドッキリメカです。
次回のアニソンもお楽しみに。
ずずずい〜っと!あっ見なきゃソンだよ!
『行くぞ!ゴーダム』《SCS-289》〈作詞:若林一郎/作曲:小林亜星/編曲:青木 望〉(02’30’’)【1976】
失礼ながらこのアニメ、この記事読むまで全く知りませんでした・・タツノコプロのアニメは大好きでよく観てたんだけどなあ。
この時代のアニソンは意味はよく分からなくても、メロディと語感がマッチしていて覚えやすいし、つい口ずさんでしまいます。小林亜星さんってスゴイですよね。エンディングもナイスです。様々なジャンルの音楽が詰まったアニソンの世界は本当に奥が深い。
そしてこの世界において水木一郎アニキと子門真人さんのお2人は何を歌っても様になってます。カッコイイ!
by いとぞう (2012-06-22 11:11)
>いとぞうさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
ゴワッパー5は70年代のタツノコ作品の中ではマイナーななのでご存じない方も多いのではないかと。
そうですね、当時のアニソンは色んなジャンルの音楽が幅広くミックスされていたと思います。
ただ懐かしいだけではなく、クオリティも高かったですよね。
歌手の方も基本的に歌唱力があるかたばかりだし、古くならない訳です。
by 都市色 (2012-06-23 10:45)