『追憶 -Single Version- / 大切な言葉/東京女子流』 [東京女子流]
こんばんは。
666回目の記事行きまーす!
5月のリリースから少し紹介が遅くなってしまいましたが、東京女子流のシングルを。
2nd アルバム『Limted Addiction』からの後発シングル『追憶』。
2010年の5月にデヴュー以来、着実に実力と人気を高めている5人組。
彼女たちにとって初のバラード。
火曜サスペンス劇場のエンディングテーマと聞き違えそうな、
シリアスでメランコリックな楽曲世界。
切羽詰まった十代の青春曲がり角、刹那な情熱の高まりを見事に歌い上げています。
5人の歌唱力の成長を確認するコトが出来るでしょう。
東京女子流の歌唱表現をリードする小西綾乃さんの歌声、いいですね。
しみじみと憂いを帯びたアルトの響き、聴かせます。
さらに、今回のシングルカットに際してリアレンジが施されています。
アルバムバージョンでは、ゴージャスなオーケストレーションが効果的に使われての重厚的なスローバラードという感じでしたが、
シングルバージョンはもう少しテンポを早めてのミディアムバラードに仕上っています。
ここで奏でられているオーケストレーションもアレンジャー、松井 寛さんによる打ち込みによる見事なポケットシンフォニーであります。
激しいダンスパフォーマンスだけではない、豊かな歌唱表現も魅力であります。
カップリングは両A面扱いの『大切な言葉』。
アルバム未収録の新曲です。
「追憶」や「Limited Addiction」など大人っぽくてカッコいい曲もこなせちゃう女子流さんの面々ですが、ティーンエイジャーの等身大の気持ちを歌う、アイドル然とした彼女たちも勿論素晴しいのです。土方隆之氏のバカテクなアコギのイントロから引き込まれます。
アップタイトなグルーヴに乗って、木漏れ日の様にキラキラしたメロディが振り注ぎます。
安定した彼女たちの瑞々しい歌声、眩しいです。
フンワリとナチュラルな響き。
作詞は黒須チヒロさん、作曲は萩原知樹さん。
3曲目は「追憶-Royal Mirrorball Mix-」。
アレンジャー、松井氏によるリミックス。
ミディアムバラードの原曲をさらにBPMを上げて、スムースに踊れるエクステンドミックスに。
メロウに流れる7分半。
楽曲の良さを知り尽くした編曲職人のイイ仕事。
実益も実力も伴わない、なんちゃってなリミックスが幅を利かせる世の中で、実に聴かせるリミックスなり。
本シングルをリリース以降は、ゆび祭り以外主だったイベントはなく、次なる活動へ充電期間中な女子流さん。
まもなく活動再開。
そして年末に開催予定である、初の武道館公演。
東京女子流 at 日本武道館。
これほど、武道館に相応しいアイドルグループ名はないのではないでしょうか!
行きたいです。
『追憶ーSingle Version-』《AVCD-48383》〈作詞:黒須チヒロ/作曲:Asiatic Orchestra(Vanir)/編曲:松井 寛〉(05’54’’)【2012】
追憶 -Single Version- / 大切な言葉(初回限定生産盤)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: avex trax
- 発売日: 2012/05/23
- メディア: CD
コメント 0